【異次元フェス向け⑥】公式動画で確認!シンデレラ両日向け予習曲【ようこそラブライバーさん】
2023年10月10日(火) アイドルマスター
このエントリでは、異次元フェスに出演する「アイドルマスターシンデレラガールズ(シンデレラ)」の出演日によらないオススメ予習曲と、同作の簡単な紹介を載せています。アイマスに触れたことのないラブライバーの皆さんや、シンデレラに詳しくない他ブランドのPさん向けに用意してみました。公式動画もいっぱい貼っておきましたので、是非ご覧ください!
目次
はじめに
- シンデレラガールズには190人のアイドルがいます。9月中旬の現時点でその約半数の97人にキャストが付き、ボイスが実装されています(現在、それ以外にアイドル2名がボイス実装確定中)。異次元フェスにはDAY1/DAY2それぞれ、そのうちの13人のキャストが出演予定です。このエントリでは、キャストの持ち歌に関わらない、予習用のシンデレラの楽曲を紹介します。
- 先に謝っておきます。記事がめちゃくちゃ長くなったので、ピンポイントな予習には向きません。ごめんなさい。実際フェスで何が披露されるかはわからないですし、ここで紹介してない曲が来る可能性も高いので、気楽にサムネが良さそうな動画を流してみて「ふーん」と触れてみるのがオススメです。
- ここでは公式動画を多数引用しています。動画の内容は公式のものとなりますので、取り扱いにはご注意ください。
- シンデレラは各サブスク配信サービスでほとんどの曲を聴くことが可能ですが、その多くはショートバージョン(GAME VERSIONと呼ばれます)となっています。フル歌唱を聴きたい場合は音源の購入が必要になるのでご注意ください。CDでの購入がオススメではありますが、各配信サイトで1曲ずつ購入することも可能です。
シンデレラの全体曲
まず、正確に言うとシンデレラガールズに「全体曲」というカテゴリは存在しません。冷静に考えると当然ですね、シンデレラの100人近いキャスト皆で歌うのは大変です。歌唱を収録するだけでもミックスするのも大変ですし、聴いてる方も聴き分けられません。なので全ての曲のCD音源版は、それほど多くない「オリメン」が歌唱しています。オリメンが10人以上のものはアニメのOP/ED曲程度で、大半の曲は5名以下です。
しかし、「お願い!シンデレラ」をはじめ、ライブでは出演者全員で歌唱することが多い曲は存在します。実質的な全体曲、ということですね。そういった曲でも、ライブでの披露のされ方によっては全員歌唱ではなかったりしますし、最近のライブではソロ曲ですら全体曲として用いられたこともあり、楽曲の分類は曖昧です。ここで紹介するのは「だいたい全体曲みたいな位置づけなんだな」と思っていただければ大丈夫です。
お願い!シンデレラ
通称「おねシン」。作品の顔とも言える曲です。シンデレラ版「うまぴょい伝説」ですね(例えが逆かもしれない)。ライブでは一番最後に歌唱されることが多く、2番まではキャストが壇上を自由に動いてファンサしまくるのが恒例になってます。これまで何億回とやってきているのでコールは固まっていますが、なかなかに複雑です。「ハピ☆ハピver.」がどうとか歴史的な経緯もあり、歌詞カードにも載っていません。下記のデレステMVはショートバージョンだけですが、綺麗にコールが入っていますので参考にしてみてください。
[デレステMV] GRAND VERSION 3DMV
[ライブPV]
Yes! Party Time!!
通称「YPT」。シンデレラで最も押さえておきたい全体曲です。PS4のVR(PSVR)でシンデレラのライブを見ることができたソフト、「ビューイングレボリューション」のテーマソングです。完全なUO曲でコールも豊富、シンデレラでも1・2を争う盛り上がり曲だと言っていいでしょう。是非、下記のライブPVを見てください。飛ぶぞ。
[試聴動画]
[ライブPV] なぜかDJ KOOがいます。なんでいるのか我々にも分かりません。
Shine!!
通称「社員」。2015年アニメの後期OP曲です。前期OPがいかにもアイマスらしい元気な曲だったのに対し、後期OPはやや憂いを帯びたサビが印象的なシンデレラ「らしい」曲になりました。前期OPは諸事情でライブで使われることはないので、予習はこちらでOKです。
[試聴動画]
[ライブPV]
GOIN’!!!
2015年アニメの前期最終話のメイン曲です。コールが多くて楽しい曲なのですが、合いの手、同時コール、追っかけコールが入り混じり、「えっ、PPPHそこに入るの?」といった我々にとって高難度な曲になってます。細かいことは考えず、サビの「ごーいんごーいん」をしっかりコールしましょう。後期最終話のメイン曲もありますが、案の定こちらも諸事情でライブではやりません。いい曲だったんですが。
[試聴動画]
[ライブPV]
ガールズ・イン・ザ・フロンティア
通称「ガルフロ」、2018年リリースのデレステ3周年(当時)記念曲です。デレステは毎年8月の終わりにデレステ周年曲をリリースしていますが、この曲はその中でも特に人気のある曲です。昨年発表された楽曲人気投票で1位に選ばれる快挙を成し遂げました。サビの歌詞に印象的な「シンデレラ」のキーワードがあり、シンデレラガールズの主題歌的な一面ももっています。全体曲と言うほど全員で歌われる曲ではありませんが、この曲はここで紹介するのが合っているかなと。下で紹介しているライブPVは全員で披露されたものです。
[試聴動画]
[ライブPV]
無限L∞PだLOVE♡
こちらもデレステ周年記念曲、できたてほやほや8周年の曲です。キュートでロックテイストな曲に仕上がってきました。Bメロの「ロッキュー!」と、フル版Dメロの「君が好きだよ!」「好きだー!」がコールしどころです。盛り上がっていきましょう。
[デレステMV]
無重力シャトル
「ゆず」北川悠仁氏によるシンデレラのオリジナル曲です。「なんでゆずがデレステ?」とはコラボCMの中でも言われていましたが、そこはさすがの「ゆず」、貰った楽曲はシンデレラPにもキャストにも大人気になりました。この曲をやるときは大抵、歌詞やコールがモニターに流れてくるので安心ですが、楽曲パワーで更に輝くステージ上の彼女たちを見逃さないように注意です。
[試聴動画]
[ライブPV]
それ以外の全体曲もいくつか
- We’re the friends! (試聴・ライブPV)
通称「ウィアフレ」。第3回シンデレラガール総選挙の上位アイドルに用意された楽曲で、元気系の全体曲として最初期によく用いられました。シャニマスにもありましたが、これまた765プロで言うところの「GO MY WAY!!」枠ですね。最近では歌う機会も少なくなりましたが、シンデレラ初期の代表的な曲ですので突然出てくるかもしれません。 - Absolute NIne (試聴・ライブPV)
通称「アブナイ」。こちらは第4回シンデレラガール総選挙の曲です。総選挙曲の中でも披露回数が多い曲で、特にアニメで「シンデレラプロジェクト(=主人公ユニット)ではないもう一つのユニット」が歌う曲として大々的に使用されたのが特に印象に残っています。「全体曲」として使われたことはたぶんないのですが、「ユニット曲」よりはいろいろな披露がなされている曲なので、ここで出しておきます。 - TRUE COLORS (試聴・ライブPV)
デレステ4周年の曲です。賑やかな曲が多いデレステ周年曲の中では珍しいキレイ系の曲です。各公演でテーマがバラバラだった7thライブで共通のアンコール曲として披露され、お腹いっぱいのツアーを見事にまとめあげました。ライブの締めにぴったりな曲です。
ライブのテーマ曲
シンデレラのライブは、公演ごとに具体的な「テーマ性」をもたせることが多いです。特に6thライブ以降はそのテーマに沿った「ライブのテーマ曲」を用意することが多くなりました。「テーマ」を体現した曲なので、シンデレラの中でも非常にトガッた曲が多く、その分人気のある曲がたくさんあります。当然ライブでは全員で披露することが多いので、括りとしては「全体曲」となります。
なお、シンデレラはデレステの周年タイミングである9月にほぼ毎年ライブを行っていますが、そのライブのテーマ曲はデレステ周年曲と共通になることが多いです。なので、そういった曲は前項の「全体曲」に入れてます。分類が難しいですねw
ミラーボール・ラブ
7thライブのダンス公演で用いられたイノタク曲です。これがアイドルのライブのテーマ曲!?と驚くくらいのバキバキのダンスナンバーで、これぞまさにシンデレラガールズ!という一曲になってます。この曲はアイマスのライブをかつてないエンターテイメントの次元に引き上げた立役者と言えるかもしれません。
[試聴動画]
[ライブPV]
Unlock Starbeat
こちらは7thライブのロック公演のテーマ曲。ダンスが「そう来るの!?」なら、ロックは「こうなるよね!」というド直球のナンバーになりました。シンデレラの7thライブは、アイマスの単独ライブでも他に類を見ないほど突き抜けたエンターテイメントとして、特に名高い名演です。ここで紹介していないポップ公演も含めて非常にオススメですが、長らくの間ブルーレイの在庫が枯れており嘆きの声が聞こえていました。しかし、なんと!この度7thライブ円盤が、各公演6600円という超破格値の廉価版としてリリース決定!これはもう、買うっきゃないよね!(CM)
[試聴動画]
[ライブPV]
かぼちゃ姫
10周年ライブの「MerryMaerchen Land」公演のテーマ曲です。めっちゃメルヘンです。この曲もまた、これがライブのテーマ曲?と言いたくなるくらいの濃っゆい曲です。しかもデレステMVを見ても分かる通りなかなかにクレイジーな歌でもあり、絶妙なオリメンも相まってP達のトラウマになりました。予習曲としてはかなり確度が低いとは思いますが、これくらいのビーンボールがあると思っとくと心の準備にはなるかもしれません。
[デレステMV] 2Dリッチ
[ライブPV]
それ以外のライブテーマ曲もいくつか
- Starry-Go-Round (試聴・ライブPV)
6thライブのテーマ曲です。6thライブのテーマは「メリーゴーラウンド」。ドームの中を巨大な馬車が駆け回る印象的なライブとなりました。このライブに参加した執筆者はあまりの光景にスタンド席で感動でガン泣きしていたといいます。 - トロピカルガール (試聴・ライブPV(無観客公演))
10周年ライブ「Tropical Land」公演のテーマ曲です。沖縄で行われるトロピカルで夏まっさかりな(1月開催の)ライブ……の予定でしたが、残念ながらコロナ禍で無観客・配信のみになり、会場に何となく千葉感が出た公演です。声が出せる状況ではまだ歌われたことがないので、オリメンの乙倉悠貴(中島由貴さん)や相性ばっちりのナターリア(生田輝さん)がいる今回、ワンチャンあるかもです。
シンデレラの属性曲
シンデレラには「キュート」「クール」「パッション」の3属性があり、全てのアイドルはどれかの属性に属します(とか書いてたらキュート属性をもつ渋谷凛なんてのが公式で出てきましたが)。この属性で固めたユニットで歌われる曲は「属性曲」などと呼ばれています。ミリオンライブやSideMにも属性曲はありますが、シンデレラは属性がより明確だからか曲数も多いです。後述の「しんげき」曲にも属性曲があったりしますがそれは一旦さておき、フェスで歌われる可能性が高そうな属性曲を紹介します。
アタシポンコツアンドロイド
キュートの属性曲第1弾、通称「アタポン」です。先程の「かぼちゃ姫」にも繋がる、シンデレラガールズのちょっとイカれたキュート楽曲ポジションの一番手です。どちらも同じ方が作られていて、セガ作品で有名なササキトモコ氏、765プロとシンデレラで非常に人気のあるコンポーザーさんです。サビでは「なっちゃえー!」「見せちゃえー!」などと叫ぶパートが目白押しです。
[ショート版] Various Artists – Topic
[ライブPV]
Orange Sapphire
通称「オレサファ」、シンデレラの属性曲で一番有名なのはこれじゃないでしょうか。間奏のコール、Bメロの「チャチャチャ」クラップ、そしてサビの「パッション!!!」と、会場を完全に一体化するUO曲です。最初のパッション属性曲ですがコンテンツが10年経ってもまだまだ歌われる機会が非常に多く、特に新しく加入したキャストが披露することがよくあります。オレンジに染まった会場の熱気を一度浴びさせてあげたいというライブスタッフの想いがあるのかもしれません。
[ショート版] Various Artists – Topic
[ライブPV]
Starry Night
ぐっと新しくなって、クール属性曲の第4弾、今年出たばかりの一番新しいものになります。大人っぽさのある気品の高い曲が来たなという印象ですが、要所要所で熱が入るのがシンデレラのクールっぽくてまた良いです。特に間奏から落ちサビ・大サビの流れは個人的にもとてもお気に入り。
[試聴動画]
それ以外の属性曲もいくつか
- Nation Blue (ショート版(Various Artists – Topic)・ライブPV)
アタポン・オレサファと並ぶ第1弾クール属性曲です。最初の属性曲シリーズは今思い返しても驚くほど完成しており、まだ曲数が少なかった初期のシンデレラのステージを大いに盛り上げてくれました。 - 絶対特権主張しますっ! (試聴・ライブPV)
属性曲第2弾のパッション曲です。パッションらしい元気な楽曲で、彼氏争奪戦で牽制しあう積極的な女の子の歌になってます。1回聞いたら耳に残る、忘れられない曲です。 - 明日また会えるよね (試聴)
属性曲第3弾のキュート曲です。これまた積極的な女の子の歌で、サビの「明日また会えるよね」が非常に使いやすい曲でもあります(主にライブ初日)。つい先日のライブで久しぶりに披露されましたが、やっぱりいい曲ですねこれ。
定番のユニット曲
シンデレラには恐ろしい数のユニット曲があります。デレステ関連だけでも実にCD90枚、更にそれ以外のCDもちょいちょい出ています。ここでは、その中でも比較的定番の曲を紹介します。今回のライブにオリメンがいる曲もありますが、定番なのでオリメンがいない方の日で歌われるかもしれませんし、フェス内の企画コーナーで使われるかもしれません。
さよならアンドロメダ
「MASTER SEASONS」シリーズの「秋」楽曲のひとつで、シンデレラPに絶大な人気を誇るイノタク曲です。昨年の楽曲人気投票では「ガルフロ」に次いで2位でした。この曲が刺さる人には「とにかく聴け」しかないので、是非聴いてみてください。下に貼り付けている7thダンス公演の演出が個人的に大好きで、両日現地でどちらもガン泣きしました。
[試聴動画]
[ライブPV]
純情Midnight伝説
ヤンキーで夜露死苦!な印象のあるバリバリのロックンロール曲です。赤いコンサートライトとUOで特攻するのがオススメのスタイル。コールはノリで割となんとかなるので、置いてきぼりにされないよう必死でついていきましょう。
[試聴動画]
[ライブPV]
サマカニ!!
これもバキバキのUO曲です。シンデレラではかなり擦られがちな、ライブ終盤での盛り上げ曲の定番になっています。間奏のコールとサビでのクラップが独特なので、そこは是非覚えたいところ。サビのコールは「サマカニうーイェー!(正確にはWoo Yes)」です。
[試聴動画]
[ライブPV]
それ以外のユニット曲もいくつか
- 生存本能ヴァルキュリア (試聴・ライブPV)
こちらもデレステ初期に人気だったクール曲の定番です。長い歴史の中でいろいろなメンバーにいろいろな文脈を伴って歌われてきました。コンサートライトは「白」がオススメです。 - Love∞Destiny (試聴・ライブPV(3人歌唱))
これもデレステ初期の曲です。キュートなのにヒヤッとさせるダブルセンター曲。この曲を含め、これまで紹介した「Snow Wings」「Tulip」「ハイファイ☆デイズ」「純情Midnight伝説」「サマカニ」「生存本能ヴァルキュリア」といったデレステの初期曲は一時代を築き上げ、現在でも安定した高い人気を誇っています。この後様々な方向に特化したバリエーション豊かな曲が出てきますが、初期曲の土台があった上で進化が進んだと言って良いと考えています。 - モーレツ★世直しギルティ! (試聴・ライブPV)
パッションユニットの「セクシーギルティ」が歌う、イカレポンチな曲です。これまたUOで全開にブチ上がる盛り上がり曲なのですが、シンデレラ内で別のアイドルのカバーに使われたりもします。誰が歌っても絶対面白くなる曲です。 - EVIL LIVE (試聴・ライブPV)
デレステ曲がなぜか治安が悪くなりがちだった時期の最高潮の曲です。アイドルがマイク以外の物騒なモノを持って歌うことがあります。誰が歌っても絶対凄いことになる曲です。
シンデレラガールズ劇場の曲
シンデレラのデフォルメ作品「シンデレラガールズ劇場(しんげき)」アニメの関連楽曲です。前エントリで「なつっこ音頭」だけ紹介していますが、このシリーズは意外と人気曲が多いので、枠をとってしっかり紹介したいです。とはいえフェスでやる可能性は高くないかもしれません(待て)。お時間のある方はぜひ見てってください。
キラッ!満開スマイル
記念すべき最初のしんげきED曲です。ササキトモコ氏の80年代アイドル曲風が楽しいキュート曲になっています。サビの「パーリラパリラハイ」をしっかり決めてお花見に参加していきましょう。歌詞にちょっとドキドキさせられるのがササキトモコ曲のお約束。
[試聴動画]
Snow*Love
冬のパッション曲です。パッション曲らしく間奏やサビなどでコールがたくさん入っている曲なのですが、歌詞は非常にロマンチックなラブソング。表で聞こえる音はとってもキラキラしているのに、後ろでゆったり流れるストリングスが暖かな雪景色を思わせます。オケにいろんな工夫があって、個人的に大好きな曲です。白とオレンジのライトがよく振られます。
[試聴動画]
君のステージ衣装、本当は…
非常に人気が高い後期のしんげき曲です。僕の好きな君はアイドルだけど、ステージ衣装を着る君は僕だけのものじゃない、だから僕はその衣装が……という歌です。アイドルオタクとしては身につまされる歌ですね。こういう歌を聞くとき、「アイドルプロデューサー」という立場は便利です。ヘヘッ。
[試聴動画]
[ライブPV]
それ以外のしんげき曲もいくつか
- SUN♡FLOWER (試聴)
夏のパッション曲です。全体を支配する印象的なアコギのリフが特徴的な曲で、南の島感をばりばり感じることができます。ちょっと泣きを感じる曲調でありながら元気の良いコールも多く、人気の高い曲です。「しゃいにーん」「すまいりーん」「すうぃんぎーん」を覚えておくと便利。 - 秋めいて Ding Dong Dang! (試聴)
秋のクール曲……なんですが、曲調は完全にパッションですね。ビッグバンドジャズなオケがオシャレかわいく、コールやクラップも多くて大変盛り上がる人気曲です。 - きゅん・きゅん・まっくす (試聴)
あざとい感じのキュート曲です。これまでのしんげき曲が季節を意識したものが多かったのに対し、「四六時中いつでもずっと」を意識した歌詞になっていますね。サビの「まっくす」はコール対象なので思いっきりいきましょう。 - Life is HaRMONY (試聴・ライブPV)
現時点のしんげき最終シーズンのED曲です。イントロのアカペラからもう印象的で、多幸感あふれるサビのメロディは思わずこちらも笑顔になってしまうパワーがあります。歌詞の端々にこれまでのしんげき曲の要素がたくさん載っている集大成曲な一面も。10周年ライブではアカペラでのコーラスから始まる演出がありました。
シンデレラガールズについてもう少し教えて
当エントリでは、シンデレラの楽曲の紹介をメインで行っています。ですが、そもそもシンデレラについてよく分からない、がっつりやり込む気はないけど軽く触れるにはどうしたらいいの?、という人も多いと思います。ここからは自分の主観にはなりますが、簡単にアイドルマスターシンデレラガールズ(シンデレラ)について紹介をしたいと思います。
シンデレラってどういうアイマス?
「アイドルマスターシンデレラガールズ(シンデレラ)」は現時点のアイドルマスター主力5ブランドの中で、2番めに生まれたコンテンツになります。本格的なシリーズとしては765プロに次ぐもので、アイマス初めての大規模なシリーズ展開を行った派生作品とも言えますね。シリーズが始まったのは2011年11月、今年で12周年を迎えるかなりの長寿コンテンツです。
もともとはソーシャルゲームとしてリリースされ、後にアプリゲームの「スターライトステージ(デレステ)」がリリースされました。この2本のゲームがコンテンツの中心となって歩んできた作品です。この2本とも、バンダイナムコだけではなくサイゲームスが開発・運営に携わっているのが特徴です。ゲームについては後述します。
シンデレラの特徴は、まずなんといってもアイドルの登場人数が非常に多いことが挙げられます。その数、なんとオリジナルで190人!(他に韓国版のみ登場したアイドルが3人いますが、現在の作品には残念ながら出ていません) ただし最初から190人いたわけでなく、これまでの歴史の中で少しずつ増えてきた結果であり、この人数の増え方も作品の特徴のひとつとなっています。
また、ご存知の方も多いと思いますが、190人全員に声優がついているわけではありません。声がついているのは10月初頭の段階で97人、全体の約半分です。アイドルと同じように、アイドルを担当する声優さんも少しずつ増えていく作品でもあるわけです。このため、常に新しい声優が参画し続ける作品でもあり、キャストのキャリア差・年代差がかなり広いという特徴も出てきました。最近入ってくるキャストの中には、学生時代にシンデレラのアニメを見たり曲を聞いたりしていた、なんてメンバーも出てきたほどです。こういった特徴はアイマスの中でもシンデレラが特に顕著です。
ブランドの特徴としては「なんでもアリ」、とにかく幅が広いコンテンツです。真面目でシリアスなコミュ(ストーリー)もあれば、存在自体がネタじみているアイドルも結構な人数存在します。前回のエントリでも紹介したように、正史となる世界線は特に存在せず、アニメや派生作品がそれぞれ全然異なる設定をもつ、多様性に溢れたコンテンツになっています。触れてみると意外な扉が開く、驚くほど間口の広い作品だったりします。
「スターライトステージ(デレステ)」について
「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)」は、2015年秋にリリースされたシンデレラのリズムゲームです。テレビCMもよくやっているので、名前を聞いたことないと言う人は少ないのではないでしょうか。シンデレラのコンテンツの現在のベースとなっているゲームで、190人のアイドル全員が登場します。
大勢のアイドルが膨大な楽曲で織りなすリズムゲームとなっていますが、特筆すべきは3Dモデルによる美麗なミュージックビデオ(MV)でしょう。リリース当時は非常に珍しく、大きな話題になりました。アイドルは数多くの衣装に着替えさせることができ、そのアイドルが歌っていない曲のMVにも参加させることができます。さすがに歌声はオリジナルのまま……だったのですが、本人が歌っている楽曲であればユニット内での配置を変えることにより、歌唱パートを変える機能も搭載され、これぞまさにアイドルマスターといった楽しみ方ができるようになっています(初代アイマスは歌いわけを自由に変えられるのが特徴でした)。
音楽ゲームとしてはかなり硬派。いわゆる「ソフラン」のない等速ノーツで遊びやすい譜面にはなっていますが、高難易度の設定は非常に高くなっており、本格的な音ゲーマニアも十分楽しむことができると思います。中には理不尽すぎる難易度設定「WITCH」なんてのも。シンデレラオリジナル曲にくわえ多数のカバー曲も含めた楽曲数は400を超え、譜面も非常にたくさん収録されており、全譜面を遊び尽くすのはもはや不可能な領域に。月3回行われるイベントも当初からずっと継続しており、やれることは沢山あるゲームです。
音楽ゲームだけではなく、ストーリーとも言える「コミュ」も膨大な数が存在し、アイドルとプロデューサーの物語や、アイドル同士の会話を楽しむことができます。それ以外にも、自分の事務所を箱庭感覚でデザインできる「ルーム」やアイドル達の「呟き」がみられる「デレぽ」、更には「しんげき」のコミックやなんとアニメを見る機能まで搭載しており、もはやゲームというよりシンデレラのポータルサイト。シンデレラに触れてみたいという人は、デレステを始めてみるのが手っ取り早いです。
モバゲー版「シンデレラガールズ(モバマス)」について
モバゲー版「アイドルマスターシンデレラガールズ(モバマス)」は、2011年秋にリリースされたシンデレラの最初のゲームです。「カードゲーム型ソーシャルゲーム」の草分けで、分かりやすい言い方をすると「ポチポチゲー」になります。「モバマス」って聞いたことある人も多いと思うんですけど、実は「モバゲー」の「モバ」なんですあれ。ちなみにミリオンライブは「グリー」だったので「グリマス」でした。
190人という異常に多いアイドル数はカードゲーム制から生まれたと言ってよいでしょう(正確にはモバゲー版は765プロASの13人などのアイドルも登場しており、もっと多かったです)。更に当初はキャラクターの声優と歌唱もプロモーション目的でしかなかったそうです。最初期は「ライブなんてするつもりはない」という話だったそうですが、そこからいろいろな出来事があって今のシンデレラガールズへと「変化」してきました。この変化にはキャスト自身による意見もかなり影響したようです。
モバマスは実にエポックメイキングな作品で、ソーシャルゲーム的なプレイヤーの関係や競争、テキストでのアイドルの深掘り、そしてソシャゲ商法の開発とタブー化(笑)など、時代を動かしてきたゲームでした。今となっては旧いゲームと言えますが、プレイヤー(プロデューサー)主体の文化を成立させた功績は、765プロの実績をも凌駕する規模だったと思います。そんなモバマスは最後まで愛され続け、今年3月30日にサービス終了を迎えました。ソーシャルゲーム史に残る大往生でしたが、シンデレラのコンテンツとしての歴史はまだまだ続いていくことになります。
アニメ「シンデレラガールズ」(2015年)
もう8年も前になりますが、シンデレラガールズはアニメ化されています。当時183人いたアイドルを全員登場……はさすがに無理だったので、メインとなるアイドル14人が選抜されました。とはいえアニメの中には他にも多数のアイドルが出演し、このアニメで声がついたアイドルも多数存在します。2クール、全26話(うち1話は円盤特典)が制作され、ここから多くのアニメオリジナル曲が生まれました。今をときめく人気声優、武内駿輔さんがプロデューサー役に抜擢され、大出世作となった作品でもあります。
内容はきわめて「アイマスらしさ溢れる群像劇」です。比較的シリアスなシーンが多めな見ごたえのあるドラマとなっているのが特徴で、特に後半はそういった傾向が強くなります。その反面、主演となるアイドルの人数が限られているため構えずに見られる作品でもあり、シンデレラの入口としてはとても良い選択だと思います。ちょっと残念なのは、このエントリでも度々出てくる「諸事情」により、メインの楽曲に「ライブで使いづらくなっちゃった曲」が多く含まれるところですかね。
アニメ「シンデレラガールズ劇場(しんげき)」(2017年~)
このエントリの中でも紹介していますが、「しんげき」はデフォルメ版シンデレラガールズのアニメ作品です。もともとはゲーム内で連載されていた5コマ漫画で、現在もデレステで継続しています(5コマではなくなりました)。ニジガクで言うところの「にじよん」ですね。そんな作品のアニメ版ということで、5分枠のショートアニメとして制作されました。テレビ放送版だけで4クール、更に円盤特典・ゲーム内配信など、多くの話数が存在します。
なんせ5分枠で出演アイドルも多く、ぱっと見てアイドルを知るにはとても良い作品となっています。テレビ放送版はニコニコチャンネルなどで結構お安く見られますし、デレステで見られる分は今でもアプリからさくっと見られます(ちょっとUIにクセがありますが)。かなり脱力系と言うかのんびりした作品なので、肩ひじ貼らずにのほほんと楽しんでください。上の方で描きましたけども、ED曲はかなりの粒ぞろいでオススメです。
アニメ「シンデレラガールズ U149」(2023年)
前回のエントリでも紹介したTVアニメ「U149」は、身長149センチ以下のアイドルが活躍する作品です。もともとは「サイコミ」で連載されている漫画作品で、今年めでたくアニメ化を果たしました。登場するアイドルは全員小学生で、このアニメ内では9名が中心となって活躍します。また、9名以外にも多くのシンデレラアイドルが登場します。
小学生アイドルというと女児向けっぽい愉快で楽しい感じを想像しちゃいますが、思った以上にちゃんと「仕事としてのアイドル」を描いた作品になっています。これは原作でもそうで、プロデューサーとアイドルがお互いをリスペクトしながら困難に立ち向かい、アイドルとしての仕事を一つずつこなしていく様はさながらビジネス書のよう。それでいてアイドルの可愛さはきちんと表現されており、様々な面で評価の高い作品となっています。1クール12話のアニメはとても見やすいですし、何より異次元フェスDAY2にはメンバーの大半が出演します。是非是非、チェックしてみてください。
シンデレラのライブについて教えて
シンデレラは最初期、作品としてライブを行う予定がなかったと聞きますが、今となってはアイマスでも最大規模、かつ最頻度でライブを行うコンテンツとなっています。アイマスで単独ドーム公演を行った実績があるのはシンデレラだけです(SideMは発表まではありましたが、コロナ禍で流れています)。ただしキャスト97人が同時にライブに出るなんてことはもちろんなく、概ね15~30名程度でライブを行うことが多いです。メンバーあたりだとライブ頻度が落ちる点と、キャストごとの出演頻度に明確な差がある点に注意です。
シンデレラのライブの印象は一言で「エンターテイメント」。演出の方向性は作品の内側よりも「ライブ」そのものに向くことが多く、コンテンツを深く知らずともライブ単独でも楽しめるものになっています。近年ではライブに「テーマ」があり、それに沿った大規模な演出が行われることが多くなりました。「コンテンツはまだよく知らないけどとりあえず見る」のなら、シンデレラはオススメしやすいです。また、シンデレラでは7thライブ以降、たびたびバンドによる生演奏演出が取り入れられるようになりました。生バンドだとやはり盛り上がり方が半端ないので、そういった演出のライブ参加もおすすめです。
[近年の公演(一部)]
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6th Live : MERRY-GO-ROUNDOME!!! 2018/11/10~
シンデレラ単独初にして、アイマス全体でも単独としては初となるドーム公演です。メットライフドーム(現ベルーナドーム)とナゴヤドームで行われました。場内に大きな線路が敷かれ、メリーゴーランド状のライドが用いられたのが印象的です。 -
7th Live : Special 3chord♪ 2019/09/03~
楽曲紹介の所でも書きました、シンデレラライブ史上でも特に名高い、テーマ別に行われた3公演のビッグイベントです。幕張メッセで行われたポップス中心のライブ「Comical Pops!」、ナゴヤドームで行われたダンス中心のライブ「Funky Dancing!」、京セラドーム大阪で行われた生バンドのロックライブ「Glowing Rock!」の3公演で、各公演に多数のキャストが出演しました。とにかくエンターテイメント性が突き抜けており、特に視聴をオススメできる公演です。大阪公演で組まれたシンデレラ曲のコンポーザーを多く含むバンド「シンデレラバンド」は、その後のライブにも度々登場するようになります。 -
Broadcast & LIVE Happy New Yell !!! 2021/01/09~
幕張メッセでの有観客ライブ……のはずだったのが、コロナ禍で無観客化されたお正月ライブです。和風の曲が多めに披露されました。 -
10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! 2021/10/02~
「10th」ですが7thライブまでのナンバリングライブとは異なり、シンデレラガールズの「10周年」を祝うライブツアーで数字が飛びました。福岡の「MerryMaerchen Land」、千葉の「Celebration Land」、愛知の「CosmoStar Land」、沖縄の「Tropical Land」の4公演で、特に千葉以外の3公演はテーマ曲まで及ぶテーマがはっきりしたライブになりました。千葉公園は10周年当日を含む直球セトリ。各公演とも大いに盛り上がりましたが、愛知は一旦延期したり沖縄は無観客化したりと、コロナ禍での苦労の印象が強いツアーでもありました。 - 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!! 2022/04/02~
10周年ツアーのファイナル追加公演です。ベルーナドーム2DAYS、なんと出演者オールシークレットで行われたお祭りライブです。フタを開けてみるとセトリは被りのない各日50曲ずつ、初日は49人、2日目は58人出演というとんでもない規模のライブになりました。両日とも終盤にはシンデレラバンドも登場し、シンデレラガールズの10年を丸ごと楽しめる2日間でした。4月でしたが凄まじく寒かったライブとしても記憶に残っています。 - LIKE4LIVE #cg_ootd 2022/09/03~
名古屋で行われた「おしゃれ」「映え」をテーマに行われたオシャレなライブです。ライブ中に写メを撮ったり、衣装をキャスト自身がアレンジしたりといった演出が行われました。ソロ曲を「本人不在で歌う」というこれまでなかった楽曲披露も登場しています。 - Twinkle LIVE Constellation Gradation 2022/11/268~
ベルーナドームで開催。「星」と「冬」をテーマに行われました。ドームの天井にはプロジェクターにてプラネタリウムのような演出がなされ、終盤にはシンデレラバンドの他、弦楽四重奏の「スターリーストリングス」が出演する荘厳なライブとなりました。シークレットゲストとして初日にはももいろクローバーZ、2日目には広瀬香美さんが登場するサプライズも。 - 燿城夜祭 -かがやきよまつり- 2023/06/10~
大阪城ホールで行われた、夏のお祭りをテーマとしたセンターステージ型のライブです。シンデレラ単独としては久しぶりの声出し可能ライブで、盛り上がり曲が多数披露されるまさに「お祭り」のライブとなりました。甚平や法被などを来て参加するPも多く見られました。 - Shout out Live!!! 2023/09/09~
「#cg_ootd」から2年連続で愛知で行われた、デレステ8周年記念の「シャウト」ライブです。シンデレラバンドが全編に渡って登場した生演奏ライブで、声出し前提のパワフルなセトリとなりました。ライブのテーマに「ラブ」も含まれ、全体的にピンクが強烈に突き刺さる内容だったのも強く印象に残っています。9月初頭はデレステの周年にあたるため、毎年のようにライブが行われていますが、愛知はなんと3年連続(ただし「10th:CosmoStar Land」は年末に延期となりました)。名鉄観光との「でらます」コラボも盛り上がっており、近年のアイマスは愛知が熱いです。
P目線でぶっちゃけどうなの?「シンデレラガールズ」
190人のアイドルがいて、デレステには400曲以上が収録されていて、アニメ作品も複数あり、コミカライズもたくさんあって……と、掘り進めばどこまでいってもコンテンツが尽きないのがシンデレラです。いつまでも情報が完結しない。そんな数字をバンバンだされても困っちゃいますよね。アイドル190人や声優97人の名前と顔を全部覚えるなんて無理ゲーにも程があります。
中には「諸星きらり」と「双葉杏」しか知らないよ~とか、「夢見りあむ」なら聞いたことある~とか、「真礼たそやすみぺが出てるんでしょ~?」とか、そういった断片的な知識しか持ってない人も多いと思います。楽曲も「お願い!シンデレラ」と「Orange Sapphire」だけは知ってる~みたいな人によく出会いました。
実はですね……、シンデレラはそれでオッケーなんです!
というのもですね、こんなコンテンツ全部追っかけられるPなんてそうそういません(そりゃまあそれなりにいるはいますが)。シンデレラのライブ会場に行って名刺交換したら、「にわか」なPにいーっぱい出会えます。というか、自分だってシンデレラの中で知らない知識が山程ありますし、190人のアイコンをずらっと並べて名前全部言えって言われたらかなり詰まる自信があります。声優さんが髪型変えたら分かんなくなったりするんです!ドヒー!お前アイマス好きなんじゃないのかよ!
変な話なんですが、シンデレラはあまりにボリューム過多であるが故に、「知らない」が大して恥ずかしくない世界に突入しています。いやもちろんどの作品だってそうあるべきではあるんですけども、しかしなかなかそうは言ってられない作品が多い中、シンデレラは曲どころかアイドルだって知らないもんは知らない、そういうスタンスで全然いられる作品になりました。これはシンデレラのキャストも同様で、自分以外のアイドルやコンテンツのことをよく知らない声優さんがいっぱいいます。そういう作品なんですよね。
じゃあ、シンデレラのプロデューサーになるにあたって、我々は何を知っていればいいのか。そう、担当アイドルのことを知っていれば/知ろうとすれば良いんです。これはシンデレラのとても良いところだと思います。シンデレラは「箱推し」から最も遠いアイドルマスター。君の好きと私の好きが違っても良い、認めてくれなくたっていい。公式からそういうメッセージが出ていたりもします。
こうして改めて見てみると、「190人のアイドル」はまた違った意味をもってきます。「覚えるのが大変そう」じゃないんですね。「190人から好きそうなアイドルだけ推せばいい」、非常にシンプルで、選びがいがある世界なんです。作品のボリュームがあまりに多いがために、かえって「もっとも入りやすいアイマス」。それがシンデレラガールズなんです。あまり身構えずに、気楽に一歩を踏み出してみませんか?
もっとも踏み出すのは気楽なんですけども、その沼めっちゃくちゃ深いんですけどね。