アイドルマスターのオリジナル曲数を数えてみた・2015夏【2015/7/27修正】


最新の曲数(2018年12月)はこちら

10年のアイマス曲を振り返る

2月にアップした記事はおかげさまでそこそこ好評を博し、いろいろなところで取り上げていただきました。せっかくですので、この10thライブ直前というタイミングで情報を更新しつつ、微調整をしたいと思います。(7/27 内容を修正しました

レギュレーションはこのエントリの最後に書きますが、まず前回からの変更点を述べます。

  • 3月~7月発売のCDとiTunes配信曲、ゲーム登場曲を追加しました。なお、MA3シリーズが一部発売していますが、ゲーム登場曲はゲーム登場時点でカウントしているため、MA3で追加となる新曲はありません。ゲームで追加された曲はOFA新曲の「Good-Byes」と太鼓の達人新曲の「マジで…?」の2曲のみとなります。
  • 新区分「アイドルマスターSideM」が追加されました。また、本家から「アイドルマスターDS(876プロ)」を分離しています。更に、10thテーマ曲が登場したことにより「プロジェクト合同」区分を設け、2曲をそちらに移しています。なお、961プロのCDはシリーズ上765プロに含まれるので、961プロ時代のJupiterの楽曲は本家765プロに含まれますのでご注意ください。
  • 前回の集計を見直し、4曲を削除しました
    • 「オハロナイ○*☆とろぴかる Remix」を削除しました。理由は「メドレー・アレンジ曲だから」です。これは完全な見落としでした。
    • 「高速道路」を削除しました。理由は「基準を満たすには曖昧な存在だから」です。要は他に対象になりそうな迷曲があるのに、この曲だけを数えるのは良くないな、と。ぶっちゃけ調子にのってました。すみません。
    • 【7/27追記】「サイレントナイト」「聖なる夜」を削除しました。理由は「カバー曲だから」です。コメントでご指摘頂きました。ありがとうございます。
  • ちなみに、現時点(7月27日)で曲の存在が分かっているにも関わらず集計対象から外しているのは、「Shine!!」「in WonderRadio」「とどけ!アイドル」「夢色ハーモニー」「Dreaming!!」他ミリオンの新CDシリーズ曲です。いずれも2015年7月中に発売/ゲーム登場がないためです。※【7/24追記】以前「shabon song」は集計外としていましたが、こちら7月中の発売であったため集計に含めています。

この間の大きな出来事としては、ミリオンのLTHシリーズの完結とシンデレラのアニメシリーズの大量リリース、そしてSideMの登場がありましたね。それでは早速、今現在のアイマス曲の楽曲数を見てみましょう。

アイマス曲は全部で473曲!

imascount20150701
今回は青系のアイドルでグラフを描いてみました。ちょっとごちゃごちゃしてしまって見づらいかもしれません。ごめんなさい。今回は473曲ということで、前回から33曲増えています。上記の通り、前回から4曲除いていますので、新しく追加された楽曲は37曲ということになりますね。

シンデレラがアニメ効果で12曲も増えましたが、曲数では追随を許さないミリオンがLTHを完結させ、同数の12曲を積んでいます。本家は876とプロジェクト合同を抜いたことで数字が落ちていますが、それより純増が2曲のみと寂しいのが気にはなるところです。ラジオは変化ないように見えますが、1曲が削除された代わりに新曲「デレパでないと」が追加されました。デレラジはテーマ曲作らないんでしょうかねえ?

前回から5ヶ月で37曲追加というこのペースが続いた場合、今年中にアイマスの楽曲は500曲を超えることになります。ミリオンの新シリーズLTDのリリース速度が気になるところです。

シンデレラの楽曲は少ないのか?

さて、前回の集計結果が某有名ブログで取り上げられましたが、その際の記事タイトルは「シンデレラが一番曲数が少ない!」というものでした。確かに、主要3コンテンツでシンデレラの曲数が一番少ないのはその通りですが、別の視点で面白いデータを見てみましょう。

imascount20150702
こちらの画像を見てください。曲数はシンデレラ59曲に対してミリオンが124曲と圧倒していますが、その曲が収録されているCDの枚数はミリオンが23枚なのに対し、シンデレラはなんと54枚もあります。ウォークマンなどの曲管理ソフトを見てみると面白いですね。シンデレラの59曲のうち、実に54曲が「トラック番号:1」となっているのです。

こうして比較してみると、「乱発」しているのはどちらとハッキリ言えないことが分かります。シンデレラは曲をシングル的に出しているのに対し、ミリオンはアルバム形式で発売しているという形態の違いのほうが目につきますね。

この違いは数字だけではなく、曲のイメージにも表れていると感じます。

シンデレラの曲は1曲1曲が勝負曲で、個性のぶつけあいとも言うべき鋭さをもっています。それはまさにシングル曲。キュートな曲でもクールな曲でもパッションな曲でも、方向性を決めたらまっすぐ一直線。そんな曲ばかりです。

それに対してミリオンの曲はまさにアルバム曲です。Thank youを始めとした主役曲も含みつつ、反面、環境音楽に近い歌まで入っています。シンデレラ曲ほど尖った個性を持たない歌も多いのですが、また違った意味でバラエティに富んだ楽曲群になっており、シンデレラとは違う聞き方をしている人も多いのではないでしょうか。

このように、シンデレラとミリオンは「どちらが多い/少ない」というデータだけでは語れないところがあります。このため、単純な優劣をつけるものではなさそうです。シンデレラにもっと新曲を出してほしい人もいるでしょうし、ミリオンのメンバーにもっとガツンとくるソロ曲を望んでいる人もいると思います。逆になぜ違う方針でCDを出しているのかを予想してみるのも楽しいかもしれませんね。

まとめ(7/9に記載したものです)

さて、来週末はいよいよ10thライブです。きっと新しい告知が山ほどあり、それに伴って新しい曲がまたどんどこ出てくるのだと思います。

シンデレラはアニメの2ndシーズンがちょうど始まるところですし、SideMは年末の1stライブに向けて進んでいるからいいとして、いま新展開が待ち焦がれているのは765ASとミリオンライブでしょう。PS4版の新作とやらが全く予想できないので765ASは何もわからないのですが、ミリオンは「次の50曲」がまた来るのではないかという不安にも似た期待がかかります。それともミリオンもシンデレラのように……?あるいはコンシューマーで……?いや、変な期待はやめときましょう。あー、来週が楽しみだ!

次回は年末くらいをめどに、また情報を整理したいと思います。その時には前回と同様の時系列グラフも再作成しますね。それでは、西武プリンスドームで会いましょう。アイ MUST GO!

レギュレーション

対象とする曲について

  • アイドルマスタープロジェクトの歌付きの楽曲すべてが対象です。BGMは含めません。対象の楽曲リストCSVファイルはこちら。UTF8で記述されてますのでご注意ください。
  • アイマス曲の分類を、大きく「プロジェクト合同」、「765プロAS(オールスターズ)」、「シンデレラ(ガールズ)」、「ミリオン(ライブ)」、「876プロ」、「SideM」、「ラジオ」に分けています。961時代のJupiter、玲音は系統上765プロASに含めています。「プロジェクト合同」はライブテーマ曲の「IDOL POWER RAINBOW」「アイ MUST GO!」の2曲です。
  • 「ラジオ」を別立てにしているのは、ポジション的に「キャラソン」ではなく「声優ソング」に近いためです。ただ、曲によって程度がマチマチで、ラジオ主題歌でもキャラ名義のものがあり、悩みました。基本的にキャラ名義であっても、ラジオ主題歌の曲は「ラジオ」としています。なお、現時点でミリオンの「U・N・M・E・I ライブ」とシンデレラの「デレパでないと」以外は、全て765プロASの曲です。
  • 「XENOGLOSSIA」の楽曲は対象としていません。これには異論があるかもしれませんが、このエントリの計測目的上ノイズになる可能性が高いと判断しました。なお、2014年にアニメイトのキャンペーンで配布された全ジャケットポスターにも「載っていない」ため、公式的にも微妙なラインだと思います。
  • アレンジ曲やメドレーは個別にカウントしません。「REM@STER」や「PERFECT IDOL」はもちろん、「THE IDOLM@STER 2nd-mix」「READY!!&CHANGE!!!!」「オハロナイ○*☆とろぴかる Remix」も元の曲のみのカウントとします。ただし「団結2010」はアレンジではない新曲として扱います。
  • カバー曲・歌姫楽園は含めません。なお、アイマスDBさんによると、現在334曲のCD収録カバー曲があるそうです。
  • 「ワンダーボイス」「ローディングの歌」「i 〜and you〜」などはゲームに登場した「歌」ですが、CD化されていないため「セリフ・SE」とのグレーゾーンにあるということで除外します。「高速道路」なども除外しています。

初出年月日について

  • ゲームで遊べるようになった日、もしくはCDやiTunes音源が発売した日付を使用しています。アーケード・パチスロも含みます。イベント先行発売は基本的に除外し、一般発売日を優先しています。
  • テレビ放送・ラジオ放送・映画上映・ライブ・イベントが初出であっても、これを対象としていません。「商品」ではないため、との考え方です。
  • 「ゲーム曲もそうじゃないの?」との意見もあるかもしれませんが、アイマスの場合ゲーム使用曲がCDになるのに1年以上かかることも珍しくないため、現実的に入れざるをえませんでした。なにより2005年7月に10曲を投入できなくなってしまうので……。

コメント(2件)

  • 無銘 [2015年07月24日(金) 20:01]

    サイレントナイトと聖なる夜にはカバーだったはずですよ

  • 天蛾 [2015年07月26日(日) 17:13]

    >無銘様
    ご指摘ありがとうございます。たしかにその通りですね。近いうち修正いたします。

コメント投稿フォーム