音無小鳥：8曲

• ID:[OL]
• 空
• 花
• 光
• 幸
• 君が選ぶ道
• 飛べ! スカイキッド
• ♪（おんぷ）

765プロ最下位です。しかし、世に二次元アイドルコンテンツは数あれど、アイドルでないキャラクターが個人曲を持っているという例自体がおそらく非常に希少で、それがなんと8曲もあるという。なんたるちや。

何と言っても「空」をはじめとする一文字シリーズ4部作が有名ですが、この当たり曲率の高さは765プロ随一かもしれません。小鳥さんはユニット曲を構成しないので参加曲は少ないのですが、それが逆に彼女を目立たせる要因のひとつになっている気がします。小鳥さんはアイドルを見守る存在でありつつも、間違いなく765プロの主役の一人なのです。

四条貴音：8曲

• フラワーガール
• 風花
• ふたつの月
• 恋花
• addicted
• 旅の途中で
• Princess Snow White
• 月ノ桜

小鳥さんと並んで765プロで一番ソロ曲が少ない貴音さん。765の中では後発組なので仕方ないところでしょうか。といっても8曲もあるので十分だと思いますけどね。

貴音は765でも最強クラスにキャラが立っているので、曲のイメージも結構偏っています。キーワード的にも「花」と「月」にガッツリ寄っていることが分かりますね。しかし、神秘的な曲が多い彼女の歌の中でこそ「フラワーガール」の軽やかな曲調がいい意味で目立ちます。そしてプロジェクトフェアリーの一員でもある彼女は「オーバーマスター」「KisS」という高火力曲も装備。ソロ曲は少なくとも、他のメンバーとは違う顔をいくつも持っている貴音さん。実に面妖です。

我那覇響：9曲

• Next Life
• TRIAL DANCE
• Brand New Day!
• Pon De Beach
• Rebellion
• smiley days
• うれし・あやかし道中記
• しあわせのレシピ
• 天と海の島

貴音と同様、遅れてやってきた響も他のメンバーよりは少なめ。アニメ曲の「Brand New Day!」があるので貴音より1曲多くなっています。8ビットとぷちます曲以外は全てアルファベット曲名なんですね。

響はキャラ自体が「キュート」「クール」「パッション」を兼ね備え、ボケでもありツッコミでもあるという、765で最もマルチな属性をもったアイドルです。そんな彼女同様、持ち歌も甘々のキュートアイドル曲からガチガチのダンスナンバーまで幅広く揃っています。765アイドルの中では一番最後にクレジットされることが多い響ですが、その多面性と合わせて「裏」メインヒロインを張っているとも考えられます。そしてそれを裏付けるぬーの高いポテンシャルについては、今更言うことはないでしょう。

高槻やよい：10曲

• おはよう！！朝ご飯
• キラメキラリ
• ゲンキトリッパー
• スマイル体操
• プラ・ソニック・ラブ！
• ハートウォーミング
• ストロベリー・キューピッド
• Labyrinth
• まほろば
• カンゲキハッピーエコロジー

ここから初期メンバーが顔を出します。初期メンバーで、アニメやCDで個別に曲が増えないと10曲になります。まずはやよいから。カタカナ多いですね。舌っ足らずのまやこボイスが試されているのがよく分かります。

やよいといえば何と言っても「キラメキラリ」。200曲を超えるアイマスソロ曲群の中でもトップクラスの人気曲を抱えるやよいは、だからこそ個別に曲を貰っていないのかもしれません。更に、キラメ以外にも「ゲンキトリッパー」「Labyrinth」など、ゲンキ方面にステ振りした人気曲が目白押しです。反面、バラード系の曲を歌う機会が少なかったのですが、SSAライブで「チクタク」を準ソロ曲として装備。765プロのゲンキ担当はゲンキ以外もイケるようになりました。

水瀬伊織：10曲

• Here we go!!
• フタリの記憶
• リゾラ
• DIAMOND
• 全力アイドル
• プライヴェイト・ロードショウ
• 地球ミラーボウル
• 乙女心盗んで!
• ロイヤルストレートフラッシュ
• エピソードラブ

やよいとくれば次はもちろん伊織です。曲名からしてなんかゴージャスでキラキラしているのが伊織っぽい感じですね。

しかしこう言っちゃなんですが、伊織の持ち歌は曲名に反して比較的地味です。熱いコール曲もほとんどありません。もちろんそれは伊織のキャラクターによるものですが、それでは物足りない時のために「私はアイドル」があるのかもしれません。そういう意味で、新曲「全力アイドル」のポテンシャルを早くライブで体験してみたいですね。また、くぎゅはライブで「my song」「君はメロディ」「Sentimental Venus」などのユニット曲をソロ歌唱することも多いです。これといった定番がないだけに、何を歌うのか最も予想できないメンバーといえますね。

双海亜美：10曲

• ポジティブ！
• スタ→トスタ→
• 黎明スターライン
• YOU往MY進!
• トリプルAngel
• 微笑んだから、気づいたんだ。
• タイムマシンに飛び乗って！
• L＜＞R
• ドキッ♥ラブアトラクション
• どっきり☆ハピバ

続いて亜美。年少組が続きます。読み方からしてどうなんだ的な曲がいくつかあります。

見事に亜美真美特有の「アレ」な曲が並んでいます。あさぽんも大変ですねw。2nd VISION以降、亜美と真美の持ち歌が個別になることが多くなりましたが、「アレ」な感じの曲が振られやすい傾向は相変わらずですw。その中で、LTP曲の「微笑んだから、気づいたんだ。」が異風の存在として目立っています。「亜美らしくない」けど、だからこそ待ち望まれた曲かもしれません。亜美真美曲の中でこの曲が一番好きだという人も多いんじゃないでしょうか。

亜美は、アイマス2で一度プレイングキャラから外れると共に、真美のキャラが明確に立ったことで、少しハズレを引かされた印象を受ける人もいるかもしれません。しかし持ち歌という観点では真美と同数であり、その上竜宮小町の3曲を持っていることを思うと、彼女には彼女の武器があるのだと気付かされます。

双海真美：10曲

• ポジティブ！
• スタ→トスタ→
• 黎明スターライン
• ジェミー
• 放課後ジャンプ
• DETECTIVE HIGH! ～恋探偵物語～
• WOW! I NEED!! ～シンギングモンキー 歌唱拳～
• L＜＞R
• ドキッ♥ラブアトラクション
• どっきり☆ハピバ

そして真美です。亜美曲と大半が重複しています。異なるのは、MA2曲とOFA配信曲、そしてミリオンのLTPとLTH曲です。

OFAもLTPもLTHも亜美真美イズムが弾けているという、亜美以上にぶっ飛んだ持ち歌となっています。真美曲でキーとなるのは、やはり「ジェミー」でしょう。亜美真美らしさを残しつつも、彼女にとって初と言ってもいい「正統派アイドルソング」に仕上がっています。そしてアイマスで初めての「真美」名義曲。新しい髪型と共に新しい個性も手に入れ、そしてあさぽんの仕事はまさしく倍にw。いろんな意味で転換点となった曲でした。

菊地真：11曲

• エージェント夜を往く
• 迷走Mind
• 自転車
• tear
• チアリングレター
• 絶険、あるいは逃げられぬ恋
• FLY TO EVERYWHERE
• WORLD WIDE DANCE!!!
• ハリキリ★ラリー
• ヨーイドン!!
• たいせつなひと

ここから11曲メンバーです。まずは真から。アニメ曲の「チアリングレター」で1曲多くなっています。

かわいい系の曲も歌ってたような気がしてましたが、改めて並べてみると全然そんなことないですね。まことの王子様と言わんばかりのカッコいい曲が並んでいます。強いて言うなら「チアリングレター」の印象が独特ですが、聞いてみるとやっぱりカッコいいというw。こうなってくると、歌がカッコいいんじゃなくて、真とひろりんがカッコいいってことなんでしょう。ライブではどの曲が来ても乙女卒倒間違いなしですが、最近はフルでは滅多に聞かなくなった「エージェント夜を往く」の貢献度も忘れられません。

萩原雪歩：11曲

• First Stage
• Kosmos, Cosmos
• First Step
• ALRIGHT*
• 何度も言えるよ
• あの日のナミダ
• ハミングロード
• Impervious Resolution
• EXCAVATE
• ねがいひとつ
• Pu-Ru-Ru

続いて雪歩です。アイマス2の隠し曲「First Step」で1曲多くなっています。First Step、13年冬フェスや9thで泣いた人も多いのでは。はい、俺も泣きました。

雪歩はシンデレラではパッションアイドルとなっていますが、どちらかと言うとクールとキュートの二面性があると言った方が近いと思います。曲も「かっこいいクール系」と「キュートなアイドル系」の2種類に分けられますね。個人的には雪歩曲といえばゆりしーのクールなイメージが強かったですが、近年では「ハミングロード」などのキュートであずといイメージも目立つようになってきました。雪歩は決して強い子ではありませんが、しかし曲のイメージに引っ張られることのない、芯の通った強い個性を持っていると感じます。

星井美希：11曲

• relations
• ふるふるフューチャー☆
• ショッキングな彼
• Day of the future
• マリオネットの心
• Nostalgia
• 追憶のサンドグラス
• FAKE SELF×TRUE SELF
• Shooting!!!
• Closet Fashion Lover
• チャンピオン

美希なの。少し遅れてきた彼女ですが、初期曲「relations」が間に合っているので初期メンバーと曲数は同等であり、それにアニメ曲の「マリオネットの心」でプラス1です。

美希も雪歩と同様、「かわいい」と「かっこいい」の2種類の曲を持つのが特徴……だったのですが、近年は「かっこいい」方向に収束しつつあります。SSAでアッキーが歌った「edeN」などは、ユニット曲でありながら、美希がソロで歌うことに何の疑問もありませんでした。イメージがキャラを作るのではなく、キャラがイメージを作っていく。「美希っぽい曲」で通じてしまう。架空のキャラが、現実に影響を及ぼしていることに驚きを禁じえません。それでもたまには「大好きアッキー！」コールをしたくなるんですけどねw。

秋月律子：11曲

• 魔法をかけて！
• いっぱいいっぱい
• livE
• 恋するミカタ
• LOVEオーダーメイド
• 私だって女の子
• GREEDY GIRL
• Liar’s good bye
• Tower of Adventure
• WEDDING BELL
• Q&A

事務員だったりPだったり忙しい律ちゃんです。「SMOKY THRILL」のカップリング曲「恋するミカタ」で1曲多くなっています。曲名がなんとなくキャピキャピしてますね。

律子といえば何と言ってもライブでの「いっぱいいっぱい」と「魔法をかけて！」の初期曲2曲が有名です。近年では、これらに「愛 LIKE ハンバーガー」を加えた選曲が多かったように思います。8thではDS曲も歌っていました。別の見方をすると、アイマス2以降のソロ曲のイメージがやや落ち着いているとも言えます。これは律子のプロデューサー設定の登場と重なる部分があるのかもしれません。このことに戸惑いを覚えないといえば嘘になるのですが、初期曲を大事に歌ってくれる数少ないメンバーである律ちゃんに、古き良きアイマスの記憶を重ねるのもアリではないでしょうか。

三浦あずさ：11曲

• 9:02pm
• 隣に…
• Mythmaker
• ラブリ
• 晴れ色
• コイ・ココロ
• 嘆きのFRACTION
• 月のほとりで
• 禁恋歌
• zone of fortune
• LOOK THE SKY

あずささんです。アニメ曲「晴れ色」で1曲多くなっています。竜宮小町のメンバーでもあるので持ち歌はかなり豊富。

あずささんはキャラクター個性が強いのですが、貴音とは対照的に持ち歌のバリエーションが非常に幅広くなっています。アダルティな傾向こそあれど、テンポ差・温度差の激しさは765プロ随一ですね。これはあずささんというキャラの奥深さでもあると同時に、キングの歌唱力がオーバーフローしてキャラ側に流れてきているような印象を受けます。ほんと、いろんなアイドルがいるな765プロ！そんなバリエーションの中で、「晴れ色」はあずささんらしさがよく出た曲だと思います。キングが10thに来てくれますように！

如月千早：11曲

• 蒼い鳥
• 目が逢う瞬間
• arcadia
• 眠り姫
• 約束
• 細氷
• Snow White
• Just be myself!!
• Fly High!
• choco fondue
• しっくりとゆっくりと

千早です。名曲ラッシュですね。アニメ曲「約束」で1曲多くなっています。

「青い鳥」「眠り姫」「約束」「細氷」といったザ・千早曲が中心となっているのはご存知の通りです。渋谷凛や最上静香に繋がる「青の系譜」ですが、持ち歌という観点では高垣楓「こいかぜ」が思い浮かびますね。千早はその存在そのものがアイマスの本質の一部だと考えられるので、持ち歌にも「役割」が与えられている印象があります。その中で、千早が脇役で構わないミリオンライブでの「Snow White」「Just be myself!!」は、いい意味で肩の力が抜けた千早の新しいステージを感じさせます。「choco fondue」は逆に肩に力入ってる気がしますがw。

天海春香：12曲

• 太陽のジェラシー
• I Want
• 乙女よ大志を抱け！！
• 笑って！
• START!!
• さよならをありがとう
• ステキハピネス
• キラメキ進行形
• キミがいて夢になる
• 強い女
• SWITCH ON
• 前向きで行こう♪

さすがメインヒロイン！持ち歌トップは我らがセンターの春香さんです。MSPシリーズでメンバー中で唯一与えられたソロ曲「笑って！」とアニメ曲「さよならをありがとう」で2曲多くなっています。

直球のアイドルソングとミドルバラードが多めになっているのはまさにメインヒロイン。そんな中でも「I Want」というブラックな個性がズシンとハマるのが彼女らしいところですw。以前であれば、ライブ鉄板の「乙女よ大志を抱け！！」と裏ボス「I Want」の二枚看板というイメージだったのですが、春香（と中村先生）によく似合うミドルナンバーが増えて、マルチなラインアップになってきました。また、近年では「Vault that borderline!」のソロ歌唱も。9th東京公演では2日間のソロセトリ3曲が両日全曲違うということもありました。かつて「無個性」だったはずのセンターは、今や765プロの火力担当となっています。

双海亜美・双海真美：14曲

• ポジティブ！
• スタ→トスタ→
• 黎明スターライン
• YOU往MY進!
• ジェミー
• トリプルAngel
• 放課後ジャンプ
• 微笑んだから、気づいたんだ。
• DETECTIVE HIGH! ～恋探偵物語～
• タイムマシンに飛び乗って！
• WOW! I NEED!! ～シンギングモンキー 歌唱拳～
• L＜＞R
• ドキッ♥ラブアトラクション
• どっきり☆ハピバ

さて、番外として亜美真美を合わせて掲載しました。亜美真美というより下田麻美と言ったほうがいいかもしれません。その曲数は春香を上回る14曲！しかも曲目が非常にカオスです。ミリオン曲タイトル長えな。

あさぽんは仕事量が倍になることが多いのですが、彼女の凄いところはそれだけに留まりません。8thライブでは「おとなのはじまり」、SSAでは「ビジョナリー」、9thでは「Honey Heartbeat」など、難曲ユニットナンバーのソロ歌唱までこなしています。特に初期メンバー内において、亜美と真美が果たしたキャラクターバランスにおける貢献度は計り知れませんが、それを自ら体現する賑やかし担当、あさぽんの仕事ぶりには感服するばかりです。

以上、ソロ曲数調査でした。全員が個別にフルアルバム出せるな！