「サイステ」楽曲について

カウントを発表する前に、SideMの「ドラマチックライブステージ」、通称「サイステ」の楽曲の扱いについて説明させてください。こちらに関しては、現状ではカウント対象とする予定でいます。ただし、他のアイマス曲のカウント基準と合わせたいこともあり、舞台公演は「ライブ」とみなしたいと思います。従って、6月末時点では「未発売」「ゲーム未登場」のためカウント基準を満たしていないため、今回の集計に「サイステ」の楽曲は含まれていないことにご注意ください。今秋予定されている楽曲の販売をもってカウント対象とするつもりでいます。なお、今後の状況で何らかの理由により「アイマス曲として合算しづらい何らかの理由（「アイドルマスターシリーズのIPの一部」とし辛い理由）」があった場合は、計上しない可能性もありますのでご注意願います。

2022年6月までのアイマス曲は1309曲

それでは2022年6月末時点のアイマス曲数を見てみましょう。レギュレーションはこのエントリの最後に記載しています。
2022年6月末時点のアイマス楽曲数は1309曲となりました。2022年の上半期で80曲増えています。この数字はかなりの豊作で、2019年の1年分のアイマス曲（83曲）とほとんど変わりません。全コンテンツが新曲を出していますが、特にミリオンライブのソロ曲シリーズが全体の曲数を押し上げています。

ここからは各作品ごとに、2022年上半期の振り返りと下半期の展望を見ていきましょう。

今年もスタマスから合同曲

2022年上半期のプロジェクト合同の新曲リストです。

2022年上半期で、合同曲としてスターリットシーズン（スタマス）のDLC楽曲が2曲追加となりました。どちらもちょっとオシャレなCute系楽曲という印象でしたね。スタマスのDLCは終了しましたが、合同曲をかなりの数生み出した作品となりました。一方で、ポップリンクスが無念のサービス終了となった（7月）ことも、この期間では忘れられない出来事です。数少ないアイマス越境作品だっただけに、非常に残念なニュースでした。個人的には次の越境展開があることを期待しています。また、ライブではバンナムフェス2ndやxRライブでのアイマス合同ユニット歌唱などが披露され、更に来年の合同ライブも発表されました。アイドルマスター全体としてのポテンシャルは、まだまだこれから体感することになりそうです。

シン・765プロ新曲と音無小鳥

2022年上半期の765プロASの新曲リストです。

765ASは新曲が3曲増えています。まずはスタマスDLCのラストナンバー「IDOL☆HEART」、スタマスでは唯一の765プロオンリーの新曲です。いかにも765ASの全体曲という雰囲気の楽曲で締めるという展開は個人的にもグっときました。そして、765プロの事務員、音無小鳥を描いた漫画「朝焼けは黄金色」が完結を迎え、それとともにリリースされた彼女の新曲が2曲追加となっています。これはもう、万感の思いで待ち望んでいたプロデューサーも多いのではないでしょうか。7月には765プロASの4年半ぶりとなる単独ライブが実施され、この3曲も披露されています。新曲のコンテンツは一区切りを迎えましたが、キャストやスタッフ、我々プロデューサーはまだまだ終わりを意識するつもりはこれっぽっちもなさそうに見えた、そんなライブでした。

デレステ新曲の嵐が止まらない！シンデレラガールズ

2022年上半期のシンデレラガールズの新曲リストです。

とんでもない規模で開催された10周年ライブが記憶に新しいシンデレラガールズ、上半期は18曲の新曲が登場しています。R/LOCK ON!やCINDERELLA MASTER、U149の新ソロ曲が曲数を押し上げていますが、しかし今年も目立つのがデレステのイベント新曲です。なんと11曲！デレステの楽曲イベントは月2回ですから、ほとんどのイベントが新曲だったことになります（元旦開始の「ココカラミライヘ！」は通常月末開始のイベントなので、この上半期は13イベントありました） それにしても凄まじい新曲ペースです。CD渋滞が大変なことになりそうで、コロムビアさん頑張ってください。。。シンデレラは今年から総選挙のシステムも変わり、それに伴って提供される新曲も増えるようです。目の前には次のライブも迫っており、シンデレラの期待感は下半期もド安定です。

ソロ曲コンボは続くよ！ミリオンライブ

2022年上半期のミリオンライブの新曲リストです。アンビバレントの名前が長すぎます(怒)

4曲目のソロ曲が展開中のミリオンライブは、2022年上半期でなんと30曲もの新曲がリリースされました。ミリシタのイベント新曲だけでもそれなりの曲数が出ているはずなのに、それにプラスしてですから手におえません。この上半期でSEASON-@IRのCLEVER CLOVERとLOVERS HEARTが終了し、残すはSHADE OF SPADEのみとなりました。SEASON-@IRはリアルタイム性が強く感じられる、非常に印象的な「イベント」だと感じています。また、いわゆるスポ食系とでも言うのか、イベント間に挟まるようにやってくる「変なミリオンライブ」もかなり定着してきました。曲名が妙に長いのが私泣かせではあります。今年のミリシタ5周年から来年のコンテンツ10周年、更にアニメ化という大きなマイルストーンを立て続けに抱えるミリオンライブですが、この下半期はSEASON-@IRから「その次」への布石の時期と予測されます。ソロ曲すらまだ出し切ってないこのタイミングですので、ミリオンライブの下半期を読み切るのは不可能と言えるでしょう。期待が高まります。

サイスタ無双と更にその先へ！SideM

2022年上半期のSideMの新曲リストです。

SideMは2022年上半期で16曲が追加されています。サイスタのイベント新曲が毎月1曲と、そのCDが出るたびにカップリング1曲が出る、旧来のミリシタに近い構成が基本になっています。そこにユニット越境新曲の「True Horizon」が追加されているのがニクいですよね。また、この上半期は新しい3属性曲も発表され、コンテンツ構成に更に厚みが出ました。プロミやバンナムフェスでの披露も記憶に新しいです。そして7月からは、SideM待望のソロ2曲目シリーズが開始されました。ここからのSideM新曲は大変なことになりそうです。「2022年7月の新曲」は、なんと「12曲」（！） 詳細なリリーススケジュールはまだ不明ですが、このシリーズが終わる頃には765ASの現在のオリジナル曲数を抜き去りそうです。イナズマロックフェスや7thライブなどもあり、SideMの忙しい半年が始まりました。

5年目もこれまで通りで～シャイニーカラーズ

2022年上半期のシャイニーカラーズの新曲リストです。

2022年上半期のシャイニーカラーズは11曲が登場しています。3曲のユニットコラボ曲と、5年目のユニットCDシリーズ「PANOR@MA WING」の全体曲・各ユニット曲が展開されています。ユニットCDシリーズは5年連続でほとんど同じフォーマットのものがリリースされており、これはシャイニーカラーズの明確な特徴にもなっていると思います。初期ユニットと途中参加ユニットの曲数差が大きいのが気になってきていますが、今後、何らかの是正措置などはあるでしょうか。このCDシリーズにはまだ後半ユニット分が残っている他、今夏には謎の体操曲CDがリリースされるようです。更には初めての対バンライブも控えていますが、これが来年の5周年に向けてどのような意味合いをもつことになるのか。下半期のシャニマスの動向には注目です。

ラジオ曲はついにデレパが……！

今期もラジオ曲のリリースがありませんでした。しかし！CINDERELLA PARTY、通称デレパのCDが7月に発売されました。ギリギリ今回の集計には間に合いませんでしたが、これでようやく現行のラジオ主題歌まで追いついたことになります。長かった……。なお、前回もチラと書きましたが、ラジオの項目については統廃合を考えています。今度の年末分はラジオの集計として扱おうと思いますが、その次の6月までに次の動きがないようであれば、各作品の楽曲に含めようと考えています。なにかご意見ありましたらコメントの方にお願いします。Twitterへのリプライでも構いません。

まとめ

今回の円グラフは「コラボレーション」をテーマに纏めていますが、2022年のアイマスはまさにコラボの年となっています。以前からコラボ自体はちょくちょくありましたが、今年のコラボの質と量は例年を遥かに凌駕するものといっていいでしょう。特にSideMのお仕事コラボは数が多く、非常に大きな役割を担っていると思います。今回の記事が遅れたのも、ブログ主がSideMコラボの丹波山村や銚子市に遊びにいっていたからだとかなんとか。どちらもとても楽しかったです。また、やよいPでもあるので高槻市にも行きましたし、智代子PなのでDARSも◯百個買って見事に壁掛けパネルをゲットしました。そして先日のアイマス17周年記念日には、アイマスのIP活動拡大が発表されています。これから先、街でアイマスを見かけることがこれまで以上に増えるかもしれません。アイマスの概念が変わりつつあるタイミングと言えるでしょう。

来年には大規模な越境ライブも行われるということで、今後の「ゲームを通らない（かもしれない）」アイマスでは、コンテンツごとではなく、特定のアイドルキャラクターだけを応援するようなスタイルも増えてくるのかもしれません。ブイチューバー人気に近いものもありそうです。サブスクも（現状では情報が不足していますが）始まるとのことですし、つまみ食いしやすいコンテンツになっていく……のでしょうか。うちのエントリを見て「曲が多すぎてアイマスにはついて行けない」なんて声を見ることもありますが、そんなことを考えなくて良い日が来るのだとすれば、個人的には歓迎したいです。むしろうちのようなエントリが役に立つのはそのような状況の中でかもしれません。アイマス曲全体をざっくり俯瞰できる円グラフを今後も作っていこうと思います。

さて、次回の記事は2023年1月初頭ごろを予定しています（その時点でのリリース状況などを鑑みて前後する可能性があります）。それではまた次回。

レギュレーション

対象とする曲について

• アイドルマスタープロジェクトの歌と伴奏がある楽曲すべてが対象です。BGMは含めません。対象の楽曲リストはこちら。
• 当記事では、後述の「初出年月日」が2022年6月30日までのものを計上対象としています。それ以降のものは対象としていないため、「セブンカウント」「デレぱにぱにっク」「デレパノココロ」等はまだ計上されていませんのでご注意ください。
• アイマス曲の分類を、大きく「プロジェクト合同」、「765プロAS(オールスターズ)」、「シンデレラ(ガールズ)」、「ミリオン(ライブ)」、「SideM」、「シャニマス」、「ラジオ」に分けています。ぷちます！、876プロ、961時代のJupiter、玲音、詩歌は系統上765プロASに含めていますが、ZWEIGLANZはミリオンライブに含めています。
• 「ポップリンクス」「スターリットシーズン」は合同ブランド作品とし、この中でブランドを跨いだメンバーで歌われる楽曲は「合同」として扱うものとします。また、対象の作品は今後も増える可能性があります。ただし、合同ゲーム作品の中であっても明らかに特定のブランドメンバーで歌唱されると判断できるものは、そのブランドの楽曲とします。
• 「ラジオ」を別立てにしているのは、ポジション的に「キャラソン」ではなく「声優ソング」に近いためです。ただ、曲によって程度がマチマチで、ラジオ主題歌でもキャラ名義のものがあり、悩みました。基本的にキャラ名義であっても、ラジオ公開の曲は「ラジオ」としています。「Treasure☆」は出自的にラジオ曲としていますが、これは今後見直しがあるかもしれません。
• SideMの舞台「ドラマチックライブステージ」の楽曲はSideMの楽曲として計上予定です。ただし、今回の計上期間にまだ含まれていないため、今回の集計に含まれていない点にご注意ください。
• 「XENOGLOSSIA」「アイドルマスター.KR」の楽曲はカウント対象が明確でないため対象としていません。今後合算する可能性はありますが現在は未定です。
• 「REM@STER」や「PERFECT IDOL」「346Pro IDOL selection」「しんげきRemix」などのアレンジ曲やメドレーは個別にカウントしません。「THE IDOLM@STER 2nd-mix」「READY!!&CHANGE!!!!」「オハロナイ○＊☆とろぴかる Remix」なども元の曲のみのカウントとします。また「白い犬／黒い犬」「団結／団結2010」「ØωØver!!各種」などの「同じような曲」は全て同曲として扱っています。ただし、「こいかぜ −花葉−」は「こいかぜ」とはメロディが明らかに異なるため、別曲としてカウントしています。
• カバー曲・歌姫楽園はカウントに含めません。アイマスのオリジナル曲のみを数えます。アイマス2に登場した初音ミクの「メルト」「ワールドイズマイン」や、デレステの「キミとボクのミライ」「エンジェルドリーム」などは明らかに他コンテンツの曲であるため、計上していません。なお、アイマスが初出であれば、後発で作曲者などのアーティストがカバーすることがあったとしても、それはアイマス曲として計上します。
• 「ワンダーボイス」「ローディングの歌」「i 〜and you〜」などはゲームに登場した「歌」ですが、「セリフ・SE」とのグレーゾーンにあるということで除外します。「高速道路」などの伴奏のない曲や、「315プロNight!」内のみで披露された曲などもカウント対象外とします（今後CD等が出た場合は、収録状況により検討する可能性があります）。
• 「団結」「青空エール」「マジで…？」「Great Journey」は、そもそも初出時点でアイマス曲なのか？という問題がありますが（あくまでアーティストとしての外部コンテンツへのリリースでは？という懸念）、ここではアイマス曲として扱っています。

初出年月日について

• 初出年月日は、ゲームで遊べる／聞けるようになった日、もしくはCDやiTunes音源が発売された日付を使用しています（ただしサウンドブース・オーディオルーム・サウンドスタジオ等の試聴コーナーはゲーム登場日に含めません）。ゲームにはアーケード・パチスロも含みます。一番くじなどの景品系のCDも対象としますが、くじの発売日を初出年月日とします。イベント先行発売は基本的に除外し、一般発売日を優先しています。
• テレビ放送・ラジオ放送・映画上映・ライブ・イベント・舞台公演が初出であっても、これを初出対象としていません。なお、「Treasure☆」はラジオ曲としてカウントしていますが、デレステに配信されたタイミングをカウント対象としています。
• ゲーム内で公開されるアニメ（しんげき）が初出の曲は「放送」であるとみなし、ゲーム本編登場またはCD発売時点の日付を初出日として用いています。ただし、「聖ミリオン女学園校歌」は「アドバンスト”コミュ”」で使用された楽曲のため、ゲーム本編とみなし、コミュ公開日を初出としています。
• 「青空エール」は（初出の時点で）先行発売ではなく会場限定発売であったため、イベント発売日を初出日としています。
• 一部の通信販売限定商品の初出年月日はそれぞれ個別に調査の上確定していますが、必ずしも正確な日付であるとは限らないためご注意願います。
• 「団結」「マジで…？」は初出がアイドルマスターシリーズではないゲームに登場した楽曲ですが、それぞれの「ゲーム登場日」を初出年月日としています。