呉・尾道に行って橋を見てきた~3日目「広島県東部の橋」
2016年5月22日(日) 旅行
3日め。最終日です。この日は広島県の東部の橋を見てきました。が、どうやら体調がよろしくなかったようで。天さんいったいどうなっちゃうの~~?
超絶体調不良の3日め
3日めの朝、起きたら頭がガンガンに痛くなっていました。残業続きで寝不足の状態で広島へやってきて、前日しまなみ海道を75キロ自転車で走りぬいた影響か、天さんの身体はもうボロボロになっていたようです。わざわざ1000円払って朝ごはんつけていたのに食べれずじまい。くそう、くそう。
午前中は再度自転車を借りて尾道大橋を見に行くつもりだったけど、とてもじゃないけどそんなことできる元気はなかったので、午前中は半分寝ながらゆっくり 移動しました。尾道駅のベンチで寝て、電車で寝て、三原駅のベンチで寝て、三原駅前のベンチで寝て、広島空港行きのバスで寝て、広島空港のベンチで寝て。そんなことをしていたらちょっと回復したので、午後は当初の予定通りレンタカーを借りて橋を見に行くことにしました。大丈夫かな?
広島空港大橋
はい、広島空港からクルマを走らせてやってきました。日本最長のスパンを誇るアーチ橋「広島空港大橋」です。去年行った大阪の新木津川大橋のスパン305mを大きく上回る、380mの圧倒的なスパン!アーチの高さ95m、橋の下の地上からの高さは最大190mにもなります。
橋好きとしては見逃せない超大物……なのは間違いないのですが、建設には批判もあったようです。いわゆる税金の無駄遣い案件ですね。実際のところ交通量はあるだろうけど、物流経路ってわけじゃないからなあ。
もにょるところはあるものの、お橋見には最適なカッコいい橋です。広島空港に寄った際には是非見に行ってみてください。レンタカー借りないと見れないのでかなり難易度高いけど。
夢吊橋
続いて、クルマを1時間走らせてやってきのは、八田原ダムのダム湖(芦田湖)にかかる人道橋「夢吊橋」です。この日のメインヒロインです。世界最長スパンの吊床版橋です。一般的なカタチではないですが、この橋が「吊橋」であることは、橋に詳しくない方も分かるんじゃないでしょうか。
誰でも思いつく形ですが、しかし直路式の吊床版橋は引張力が大きく、建造には高い技術力が必要となります。自分はプロではないのでよく分かってないんですが(おい)、この橋の橋台には特殊な施工が行われているようです。シンプルなシルエットで、美しい橋ですよね。
なかなか来るのが難しい場所にある橋なのですが、体調が悪かったのが残念で仕方ないので、是非また立ち寄りたい橋のひとつです。
尾道大橋・新尾道大橋
本当は夢吊橋を見て帰るつもりでしたが、せっかく車に乗っているので尾道まで戻り、午前中に行きそこねた尾道大橋/新尾道大橋も見てきました。が、クルマを止めるところがない上に、いよいよ体調が悪化してきたので、1ロケーションのみ。無理しちゃダメよ。
1968年に開通した尾道大橋は割と最近無料化した一般道の橋で、1999年に開通した新尾道大橋は西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の一部となる自動車専用道の橋です。2つの橋は建てられた年代が大きく異なりますが、意匠を揃えて架けられたのがよく分かりますね。
60年台といえばまだ斜張橋が一般ではなかった時代です。斜張橋は80年台ごろから急速に進歩しました。ケーブルを増やせば増やすほど安定性は増す代わりに、強度の計算が飛躍的に複雑になるそうで、それを解決したのがコンピューターの進化だと聞いています。時を隔てた2本のよく似た橋は、その違いをそのまま体現したかのように並んでいます。こういうケースは珍しいんじゃないでしょうか。
まとめ ~ 無理するのはやめよう
尾道大橋から空港へ戻る運転の途中急激な眠気を感じたので、これはいけないと車を止めて横になりました。目を覚ますとレンタカー返却時間が迫ってて大ピンチ!まあ最終的にはちゃんと間に合って飛行機にも乗れたんですが、正直焦りました。
しかもその睡眠がまた悪い症状を引き起こしてしまい(寝過ぎると体調を崩すタイプ)、空港で腹の中のものを全部吐き戻してしまいました。なんとか飛行機に乗り、なんとか電車を乗り継いで家まで帰ってきましたが、翌日の仕事は午前中休んでしまう始末。いけませんねえ。
というわけで3日間の旅行を終えたわけですが、最終日は本当辛かったです。しまなみ海道の走破がキツかったのもあるんですが、それより旅行前の一週間の残業ですね。無理はしちゃいけません。一歩間違えば事故のもと。反省してます。
それはそれとして、今までの旅行の中でももっとも橋成分の高い旅となり、それ自体は大変満足しました。橋以外はほとんど何もしてません。さすがは長大橋のメッカ瀬戸内海、最高です。オススメですよ!ハヴァナイスブリッジ!