大阪の橋も見てきた


8月23日のアイドルマスターシンデレラガールズ「サマーフェスティバル」大阪公演の物販に始発から並んで大勝利したので、気分よく大阪の橋も見てきました。天気がいいのにそんなに暑くもなかったので、大きな橋をまとめて3つ、上って渡って降りて船に乗って堪能しました。満腹満腹。

千本松大橋

senbonmatsu01まずは木津川に架かる連続桁を持つ箱桁橋、千本松大橋です。スパンが約150mもあるとはいえ、中央の桁はそれほど特徴があるわけではありません。

senbonmatsu02この橋の特徴はなんといっても橋へエントリーするためのループ部分です。両岸ともまるっと2周して昇り降りするこの特異な形状!似たような構造の橋に広島県尾道市の音戸大橋がありますが(ただし中央スパンはアーチ橋)、音戸大橋の片側は丘陵を利用したループになっているのに対し、こちらは完全平地に作られている上、橋桁も10m近く高くなっています(橋桁高33m)。

senbonmatsu03この特徴的なループ部も含めて歩道が完全に追従しているのもポイントです。橋上からの眺めもよく、橋好きにはたまりません。通して歩くと1.2km以上もの距離になりますが、ループの中はまさに360度どこもかしこも橋!バーティカルな橋体験ができました。

senbonmatsu04しかし、こんな登山のような橋は地元の人の歩行・自転車利用には適しません。そのため、橋の下には渡し船が無料で運行されています。橋好きとしても往復するのは辛いので、ありがたく利用させていただきましょう。渡航中の船からいい写真も撮れるしね!

新木津川大橋

shinkidugawa01次の橋も木津川にあります。アーチ橋としては日本で2番めに長い305mものスパンをもつ、新木津川大橋です。中路式のバランスドアーチなバスケットハンドル型ニールセンローゼ橋という大変盛りだくさんな形式で建てられています。建造に14年もかかった一大事業だったようですが、スマートかつダイナミックなシルエットを持つ美しい橋だと思います。

shinkidugawa02この橋も千本松大橋と同様、北岸のアプローチがループを描いていますが、千本松大橋よりループ径が大きく、ループ自体も一段多くなっています。東京の大橋ジャンクションがオープンスタイルになったような、そんな印象を受けますね。相当大きな規模です。

shinkidugawa03それもそのはず、新木津川大橋は橋桁高50mもあり、かなり大型の船も通せるようになっています。これはレインボーブリッジとほぼ同じ高さですが、そんな橋が「川」に架かっているというのが水都・大阪の特徴ですね。なお、この橋の上流に海上保安庁の大型の巡視船が停泊しています。

shinkidugawa04中路式のためアーチはスパンほど大きくは見えないのですが、それでもやはりかなりの迫力です。ワイヤーで吊っているニールセンローゼ橋だから視界を遮るものが少なく、橋上からは素晴らしい眺めが楽しめます。

shinkidugawa05南岸のスロープは北岸とは打って変わって一直線。この橋はループ部も含めて路面の総延長はなんと2.4kmにもなります。歩いて渡るとそれだけで30分近くかかってしまいますね。ほくほく。

shinkidugawa06しかし、こんな登山のような橋は地元の人の歩行・自転車利用には適しません。そのため、橋の下には渡し船が無料で運行されています。橋好きとしても往復するのは辛いので、ありがたく利用させていただきましょう。渡航中の船からいい写真も撮れるしね!

千歳橋

chitose01最後は、大正区の大正内港に架かる2径間連続ブレースドリブアーチ橋の千歳橋です。「2径間連続ブレースドリブアーチ」というよりは、通常のトラス橋とブレースドリブアーチを融合したような、そんな構造ですね。非対称なのが目を引きます。

chitose02この橋も橋桁高28mもある大型の橋ですが、その割に全体の大きさはコンパクトに感じます。これは橋脚が間に1本あることで、主径間のアーチが小さく見えるからでしょう。

chitose03アーチ部はこちらもケーブルで釣り下げられており、開放感があります。眺めもいいですね。外から見た以上にアーチの高さを感じます。

chitose04トラス橋部分は鉄骨が多く、橋上からの景観というよりは橋そのものの迫力が強く伝わります。大阪港の大スター橋、港大橋を彷彿とさせますね。この橋はこっちのトラス部の方が見どころかな。

chitose05しかし、こんな登山のような橋は地元の人の歩行・自転車利用には適しません。そのため、橋の下には渡し船が無料で運行されています。橋好きとしても往復するのは辛いので、ありがたく利用させていただきましょう。渡航中の船からいい写真も撮れるしね!

まとめ

他にもいくつかの橋を見ましたが、今回の主役はこんなとこです。それにしても3つともデカいですね!大阪港にはコレら以外にもまだ、なみはや大橋・港大橋・天保山大橋・此花大橋・夢舞大橋などの巨大な橋がひしめいています。とんでもない橋天国です。

それにしてもこれだけの規模の橋3つが全て片道1車線というのは……。いや、それぞれの橋に求められている交通量としてはそれで問題ないんでしょうが、もっと大きな単位での都市計画が機能してるのかどうかってのはちょっと不安になります。舞洲の3橋なんかもそうだけど、なんとなーくハコモノ感あるんだよなー。

まあ、そんな大阪だからこそ、橋フリークにはたまらない町です。楽しみだけを享受させていただきましょう!ついうっかり9月の大阪のアイマスイベントにも通ってしまったので、来月また行ってこようと思います。今度は淀川かな。楽しみ!


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