MS Visual Studio Community 2013のインストール/アンインストール関連の問題


2014年11月から、マイクロソフトのVisual Studio Community 2013が(条件はあるものの)フル機能で無料になりました。やったね!というわけで、俺もさっそく入れて使ってます。

しかし、このソフト、インストールとアンインストールにちょっと問題があるようで、結構ハマってしまいました。ネット上に情報は出ていますが、ちょっとまとめたいと思います。

Cドライブが勝手に使われる!?

Visual Studio Community 2013は、インストールすると9GBほどもディスクを消費してしまいます。このため、インストール時にシステムドライブ(通常はCドライブ)以外のドライブを指定する人も多いと思います。

ところが!なんとインストール時に他のドライブを指定した場合でも、CドライブのProgram Filesフォルダ(64bitの場合はx86)にかなりのデータを勝手にインストールしやがります。ウチの環境で確認したところ、その量2.6GB!しかも勝手にインストールされるので、インストール時の回避はかなり難しいです。これはSSDを使っている方には頭の痛い問題でしょう。

他のドライブへインストールするには

上記の通り、勝手にインストールが進んでしまうので、Cドライブにインストールをさせないのはなかなか難しいのですが、回避手段が無いわけではありません。WindowsのNTFSには、Linuxで言うところのシンボリックリンク機能が用意されています。これを使うことで他のドライブに逃すことが可能です。機能の詳細は@ITのこちらの記事が参考になります。

シンボリックリンクで該当フォルダを逃すか、あるいはProgram Files(x86)フォルダ自体をジャンクションさせてしまうという荒業も使えます。ちなみにウチではUsersフォルダをまるっとジャンクションでDドライブに移しました(非推奨)。ただ、この手の作業はできればクリーンインストール直後にやりたいところですねえ。

この操作を行うのに抵抗がある場合は、ツールを使うのもアリです。「SteamMover」というアプリを使うことで、ジャンクションを自動で行うことが可能です。このツールは本来「Steam」というゲーム用の共通環境に作られたものなのですが、やっていることはフォルダのジャンクションを行っているだけなので、特に問題はないはずです。やり方はこちらのサイトを参照するといいと思います。

アンインストール後に、再インストールが出来ない!

上記のフォルダ容量の件などで、一旦VS2013をアンインストールする方もいると思います。その後改めて再インストールしようとしたら、あれ?変なエラーが出てインストールができないぞ?という事象が発生することがあります。

Visual Studio Professional 2013 is currently installed on this machine. Please unisnstall Visual Studio Professional 2013 and retry.

「既にインストールされてます」と出ていますね。これは「vs_langpack」のアンインストールが完了していない場合に起こるようです。vs_langpackはプログラム一覧に名前が無いんですよね。アンインストールは、インストーラーを使って行うことが出来ます。コマンドプロンプトで下記のコマンドを入力してください。

vs_langpack.exe /uninstall

アンインストーラーが立ち上がるので、そこからアンインストールを行い、その後インストールをやり直してください。


コメント投稿フォーム