THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story


シンデレラ4thでーす。神戸とSSAの4公演合わせてぜーんぶライブビューイングで見てきました。去年のシンデレラ3rdからミリオン3rdも含めて13公演連続のLVですよ。チケット置いてけー!

なんかいつもやたら感想が長くなるので、今回は神戸も合わせて簡単に書こうと思います。簡単にね。

神戸「Starlight Castle」:ハッシーの涙

神戸は「Starlight Castle」と銘打たれた、デレステ楽曲を中心としたステージでした。SSAに来ない津田美波ちゃんの「空と風と恋のワルツ」と新曲の「Yes! Party Time!!」以外はすべてデレステの登場曲でした。

神戸公演は電飾でデレステ風画面でアイドルが表示され、2次元と3次元の融合といった演出が目を引いていました。衣装もデレステに新実装された共通衣装の「アクロス・ザ・スターズ」が使われており、本当にデレステ一色のステージでした。ライブの進行としては比較的オーソドックスで、大坪社長関連の愉快な演出と後述のシークレットゲスト以外は曲のイメージで勝負する直球のセトリだったと思います。

シンデレラのライブはアイマスライブの中でも演出レベルが異常に高く、特に3rdは他のアイマスライブでは見られない特殊なステージが目白押しでしたが、神戸は良い意味で各曲のイメージを押し出した「聞かせる」ライブだったと思います。特に「Tulip」や「ハイファイ☆デイズ」、「Love∞Destiny」といったStarlight Master曲のお披露目は最大の見せ場で、そこに焦点を合わせてチューンされたセトリはある意味で完璧な演出だったのかもしれません。また、初めての地方公演ということもあり、西日本で初めてライブに訪れるPが「S(mile)ing」「あんずのうた」「ましゅまろ☆キッス」といったド定番曲に触れる機会となっていたらいいですね(どれだけ地元の人がチケット取れたかは置いといて……)。

そして、シンデレラ4thは全公演でシークレットゲストが登場しました。いや、正直なところ、シークレットゲストは「そのゲストの推しの人」からするとたまったもんじゃないこともあり、多用するものでもないとは思うのですが、しかしそうは言っても最高潮に盛り上がるのは事実。神戸初日ではなつきちが登場し、炎陣が勢揃いしました。5人揃って「純情Midnight伝説」「Rockin’ Emotion」を歌いあげ、まさに伝説級の盛り上がりとなりました。

そして2日目。2日目にもゲストが来るだろうと予想していた人は多いと思いますが、ゲストはなんとNGsの2人、ふーりんと飯屋でした。正直自分はまったく予想しておらず、シークレットゲストとしては完璧な人選だったと思います。NGsの3人は「Snow Wings」を歌ったのですが、その直後のMCでハッシーが見せた涙が自分にとって一番の衝撃でした。

ハッシーはほんと滅多に泣かないんですよね。1stであれだけ皆が泣いていても、3rdでふーりんをはじめ数人がぐじゅぐじゅになっても、ケロリとした挨拶できっちりと締めて終わらせるセンターです。あの若さであれだけ堂々としているのは本当に凄いと思います。そんな彼女が涙をこぼしたのは、ユニットメンバーが駆けつけたその時でした。彼女はあの場面で泣くんですね。見ているこちらも、宝物に触れたような気分になりました。

いろんな意味で神戸公演は今までの周年ライブともSSAのライブとも違った独特の味わいとなりましたが、どちらかというと本来のアイマスライブに近い、ある意味でシンデレラの集大成といったものでした。

SSA1日目「Brand New Castle」:ブランニューでないライブ、まさかのブランニューゲスト

シンデレラの4thライブが発表になったとき、一番の驚きはこの「Brand New Castle」でした。NGsがいない。あんきらもアスタリスクもいない。2日目と出演者が全員違う!?SSAというアイマス単独ライブ最大のハコで、まさかの新人大量投入のライブと発表された時は、目を疑いました。今だから言っちゃいます。「大丈夫なのか?」と。

その不安はまったく当たりませんでした。はっきり言ってしまうと「ブランニューではなかった」です。アイマス11年目のクオリティのライブでした。ときにMCがゴチャッたりしてたものの、緊張でカタいということもなく、みんなノビノビとパフォーマンスしていたと思います。もっとファーストライブっぽくなるのかと思ってましたよ。

そして衣装!まさかの全員別デザイン!はじめましての人が多いので、始まるまでは見分けられるか不安があったのですが、全く迷いなく見ることができましたよ。素晴らしい配慮!デレステのSSR衣装のような華やかさで、とても華やかだったと思います。

そんな1日目の最大の話題といえば、予想もしていなかったシークレットゲストでしょう。幸子役の竹達さんが出たとき、現地Pも全く対応できていなかったようですが、LVで見ていたこちらも同じでした。「To my darling…」のイントロが脳内でまったく紐付かず、「あれ?ん?あれ?えっと、誰が出てくるんだ?ダーリン?あれ?幸子?えっ?まさか?えっ?」で、実際に声が出せたのは画面に「竹達彩奈」の文字が出たその時でしたね。まさかここで彼女が来るとは誰が予想できたでしょう。待っていたことを忘れてしまうくらい、長い間待ってましたよ。次は是非「KBYD」でのパフォーマンスも期待したいところです。デレステに新曲出しちゃおう!

自分の予想としては「LiPPS」のメンバーがリーチだったので、るるきゃんが来るかな~と思ってたんです。だから竹達さんが出た後も期待は止まらず、「Tulip」の演出で美嘉の3Dモデルが消えるたびに「来るのか!?」とドギマギしていました。しかし結局来ず。その次の「純情Midnight伝説」も「炎陣」リーチだったので、神戸に続いてやすきちが出てくるか~?と身構えてましたが、こちらも出ず。こっちは予想していましたけどね。

まあ今日は竹達さん出たからね、仕方ないからね、からの「ハイファイ☆デイズ」!もう一人のシークレットゲストの久野ちゃんが突然登場したときはやはり完全に不意を突かれました。くっそー、こいつら絶対わかってやってやがるな!しかし恥ずかしながら拙者、デレステ一回目のサプチケで迷いなく仁奈ちゃんをゲットしたプロフェッショナル故、そこから「みんなのきもち」まで含めた10分間、完全にネジが飛んだケモノになって「ウッキッキーのキー」してたでござるよ。久野ちゃんがライブに出るの、本当に楽しみにしてました。くそー、現地行きたかったぜ。

神戸でも書いたとおり、シークレットゲストってのは「その人」のファン/担当Pが事前にチェックできないという意味で、本来はあまり多用するものではないとは思います。ただ、シンデレラなんかは特に人数が多すぎてスケジュールの調整が難しい面もあるんでしょう。今回の竹達さんにしろ久野ちゃんにしろ、一線で活躍している人気声優ですからね。そういった意味での救済措置という意味でならアリなのかもしれません。何より、なんだかんだ言っても盛り上がりますしね。むしろ、我々Pの方が覚悟をもつべきなのかも。Pミーティングに樹里さんが来ないと誰が決めた~?

ブランニュー感の薄い高い完成度のライブに現れたのは、予想していなかったブランニューな出演者だったというSSA一日目。シンデレラのライブに「大丈夫なのか?」などと思っていた自分の認識が甘かったです。いやはや、脱帽。

SSA2日目「346 Castle & Future Castle」:アニメ終結、そして未完成の未来へと

4thライブの最終日は「346 Castle」ということで、アニメ主体のライブ。これにも驚きました。3rdと同じことをするの?あれ、シンデレラらしくないな、と。

その答えは、「3rdライブの忘れ物の回収」と「アニメの終結」でした。「CINDERELLA PROJECT」の全員が出演するということで、3rdライブでオリジナル歌唱されなかった曲を取り戻し、「M@GIC」と「夢色ハーモニー」からの写真撮影で完全に終結。おそらくアニメ関連の演出でのライブはこれが最後になるのだと思います。こういう言い方はアレかもしれませんが、その目的を達成するために「アニメに関係のあるメンバー」だけのステージにしてしまうところが「演出の鬼」シンデレラガールズだと思います。

しかし、そんなライブを見ていて「違和感」も。アニメのファーストシーズンからセカンドシーズンへ、順番にほぼ全ての劇中曲を拾っていくのですが、あまりに急ぎすぎている感じを受けました。ただ並べていると言ってもいいかもしれません。「Trancing Pulse」が始まったときなどは「え、もう!?ここで突然!?」と思った人も多いのでは。3rdでは一曲ごとの演出が光っていましたからね。確かに、はやみんとなお坊も登場した「神セトリ」なのですが、ともすれば前日の「Brand New Castle」よりも「淡白」な進行だったと思います。そして同時に去来する「これは後半になにかあるぞ?」という期待も(まあ、あの流れだと新曲をやるタイミングが無いから誰でも分かるんですけどねw)。

「GOIN!!」フルまるごと1曲使ったインスト演出でアニメの幕を閉じた後、武内くんの口から発表されたのはなんと「4つ目の城=Future Castle」でした!おい、そんなんアリかよw!まさかのタイトル詐欺w!やはりシンデレラの演出は格が違いました!

後半はうって変わり、新曲ラッシュです。「Yes! Party Time!!」とSTARLIGHT MASTERシリーズのソロ曲が披露されました。ガチな曲が多い中、大坪社長の「おかしな国のおかし屋さん」はコミカルでほっこりさせてくれますねw。この新曲ラッシュこそ「Brand New」じゃないのかという展開です。

しかし、この後半にも違和感が。新曲の数はわかっているので、ラスト3曲が「ステップ!」「AnemoneStar」「はにかみdays」なのは誰の目にも明らかです。それをそのまま流して、そのまま新曲「EVERMORE」で本編が終了しました。おお、こちらも随分淡白な終わり方!

これもシンデレラらしからぬ……と思いかけましたが、違う、ここで歌う曲がもうないんですねw。だからこその「Future Castle」、つまりまだ未完成の状態だと。この続きは、また「次のライブ」で……。これは投げやりにも見えますが、見に行くPとしては安心の裏返しでもあります。アニメは終わったけど、シンデレラガールズは終わらない!そう、「EVERMORE」なのですよ。なんだこれ、凝ってるなあw

などと自分勝手な解釈をしてしまいましたが、現実的に考えるとソロを歌っていないメンバーも多く、物足りなさも残ったライブだと思います。4時間以上もやってるのにねw。3rdの感想でも書きましたが、シンデレラはもういっぱいいっぱいなところには来てしまってると思います。だからこそアニメをきっちりと終わらせたのでしょう。アイマス曲をしこしこ数えている自分ですが、今年のシンデレラ新曲数も大変なことになっています。次のライブはどんな城が建つのでしょうか。覚悟はしておいた方がよさそうです。

余談ですが、この日のLVの座席が「前から2列めのいちばん左」というクソ席で、かなりフラストレーションたまりました。角度つきすぎて見えねえんだもん!この4thのLV座席は「A列、F列、B列、B列」でしたから、本当酷かったです。この不運が次の現地チケットに繋がるといいなあ。

そういえば、プロデューサーミーティングのチケットは取れたんですか?

これから取る。絶対取る!


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