[CentOS6.0]lm-sensorsによるCPU温度や電圧の計測


※この記事はbellmega.com(旧サイト)で2011/9/20に公開したものです。

lm_sensorsを用いてマザーボードやCPUから様々な情報を読み取る方法です。CentOS6.0に限らず、lm_sensorsをインストールできればどの環境でも使えると思います。

コマンドの内容よりも、ハードウェアのドライバが対応しているかどうかの方が重要かもしれません。うちのサーバは、CentOS5.6でこの手順を実施してもcoretempしか取得できませんでしたが、CentOS6.0で実施したら電圧とCPU・マザボの温度を取得できました。マザボとファンが対応していればファン回転数も取れるようです。うちのは取れなかったけど。

操作手順

  1. lm_sensorsをインストールします。
    # yum -y install lm_sensors
  2. sensors-detectコマンドを実行します。処理中に何度か確認を要求されますが、「○○をスキャンする?」と「設定ファイルを上書きする?」だけなのでEnter押しまくりで問題ありません。このコマンドによりハードウェア情報が/etc/sysconfig/lm_sensorsファイルに記録されます。
    # sensors-detect
  3. あとはsensorsコマンドをぶっ叩くだけです。どんな情報が取れるかワクワクしますね。以下、うちの環境での実行結果です。電圧やCPUの温度が確認できます。
    # sensors
    atk0110-acpi-0
    Adapter: ACPI interface
    Vcore Voltage:     +1.12 V  (min =  +0.85 V, max =  +1.60 V)
     +3.3 Voltage:     +3.38 V  (min =  +2.97 V, max =  +3.63 V)
     +5 Voltage:       +5.15 V  (min =  +4.50 V, max =  +5.50 V)
     +12 Voltage:     +12.34 V  (min = +10.20 V, max = +13.80 V)
    POWER FAN Speed:     0 RPM  (min =  600 RPM)
    CPU FAN Speed:       0 RPM  (min =  600 RPM)
    CHASSIS FAN Speed:   0 RPM  (min =  600 RPM)
    CPU Temperature:   +44.0°C  (high = +60.0°C, crit = +95.0°C)
    MB Temperature:    +35.0°C  (high = +45.0°C, crit = +95.0°C)
    
    coretemp-isa-0000
    Adapter: ISA adapter
    Core 0:      +35.0°C  (crit = +90.0°C)
    
    coretemp-isa-0001
    Adapter: ISA adapter
    Core 1:      +32.0°C  (crit = +90.0°C)
    
    coretemp-isa-0002
    Adapter: ISA adapter
    Core 2:      +35.0°C  (crit = +90.0°C)
    
    coretemp-isa-0003
    Adapter: ISA adapter
    Core 3:      +32.0°C  (crit = +90.0°C)
    

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