今年もいっぱい歌いましたね、プロデューサー

せ、せやろか

年末です！今年もたくさんのアイマス曲が生まれました。このタイミングでまたアイマス曲を数えつつ、2015年のアイマス曲を振り返ってみたいと思います。

計測対象となる曲は、「ゲームで登場した曲」「CD・音源が発売されている曲」となります。既にラジオで流れていたり発売が発表されている曲でも、12月中までにゲームもCDも出ていない曲は数えられていないのでご注意ください。細かいレギュレーションはこの記事の最後のをご覧ください。

それでは早速結果を発表します！

2015年までのアイマス曲は516曲

2015年12月までのアイマスのオリジナル曲は516曲ということになりました。とうとう500の大台を突破です！凄まじいですね。複数プロジェクトの集合体であるとはいえ、歌詞付きの歌がこれだけの数リリースされているエンタメコンテンツは聞いたことがありません。「ディズニー」とかの括りでないと対抗馬がいないんじゃないかな。

今回のグラフを詳しく見てみると、まずシンデレラとミリオンがググッと割合を増やしています。シンデレラとミリオンの合計が765ASを超えた、というと影響力の大きさが分かるのではないでしょうか（といいつつミリオンは765ASを含むんですが）。

また、新顔のSideM楽曲が登場したのは今年からとなります。まだまだ曲数は少ないですが、1stライブも大成功に終わり、後に続くユニットのボイスも発表されました。これからどんどん活躍の場と新しい歌が増えていくのを期待しています。

2015年のオリジナル曲増加数

2015年のアイマス各プロジェクトの曲の増加数をまとめてみました。アイマス全体では98曲が増えています。約2割がこの1年で生まれたってことですね。98曲というと、一般のアーティスト基準で考えてもアルバム10枚前後に相当する量ですから、とんでもないリリース量です。

それでは、各プロジェクトの増加数を見ていきましょう。

765プロAS歴史的不作

まず10週年の765ASですが……、グラフ上3曲しか増えていません……。しかもこの数字は合同曲「アイ MUST GO!」を含んでいるので、実際のところOFA新曲の「Good-Byes」と太鼓の達人の「マジで…？」の2曲だけなんですね。もっとも、これは数え方も悪いかもしれません。今年の765ASの最大の動きはMASTER ARTIST3シリーズですが、これらの新曲はOFAでショート版が出ているので、ほぼ全て昨年の数字に計上されているからです。しかし、今年の765ASの活動がかなり少なかったのも事実。来年の活動も明らかになってはいませんが、何か大きな動きがあることを祈らずにはいられません。

倍増！シンデレラガールズ！

2015年はシンデレラガールズの年だったと言っても過言ではないでしょう。CINDERELLA MASTERシリーズ2発とアニメ化2クールで40曲を追加し、今までの曲数をほぼ倍にまで伸ばしています。これまでは個人曲と属性曲中心でしたが、アニメ化のおかげで少数ユニット曲が増えてバリエーションが豊かになってきました。また、その「濃ゆい」楽曲たちは、ライブでこそ真価を発揮します。シンデレラの3rdライブはそれまでのアイマスライブとは明らかに方向性の違う演出を見せつけ、独自性を打ち出しました。アニメも終わって一段落……とはならないであろうシンデレラガールズ。来年の動きも楽しみです。

シンデレラと互角！？ミリオンライブ

「2015年はシンデレラガールズの年だった」と言ったばかりでアレですが、その勢いとタメを貼るのが曲数富豪ミリオンライブです。なんとシンデレラと同じ40曲を積み上げました。しかもこれでも昨年よりペースが落ちているというのだから恐ろしい。2015年新CDシリーズのLTDは、デュオ曲というこれまでのアイマス曲ではやや珍しいスタイルでの新曲群となっています。そのせいかキャラソン要素が更に薄れ、一般の楽曲に近い、ミリオンライブらしさがより強調されたシリーズのように感じました。

確かな一歩を踏み出したSideM

SideMの楽曲は、1年目ということもありまだそれほど多くはない13曲がリリースされています。まだソロはなく、全てがユニット以上の曲となっているのが特徴でしょうか。1stライブではJupiterの961時代の曲をやるのかどうかが注目されていましたが、結局やらず315プロ曲だけで構成されていました。少し残念ではありましたが、このこだわりからは今後315プロで進んでいくんだという確かな意思が感じられます。

ラジオ曲は今年も控えめ……

最後にラジオ曲です。「でれぱDEないと」「in WonderRadio」の水曜2曲がリリースされましたが、今年もラジオ曲は控えめです。デレパは新曲が発表されていますが、他のラジオは特に動きがありませんでしたね。

ここまでの増加傾向

各プロジェクトの増加傾向です。2015年の見どころは、765ASの2013年以来の巨大な踊り場と、シンデレラの加速感ですかね。つーかミリオンの2013～2014年がいかにおかしかったかがよく分かりますね。いつの間にか、ミリオンと765ASがかなり近づいてきています。ミリオンに765ASが含まれていることもあり、楽曲リソースという面ではミリオンへの偏重がかなり大きくなってきている感じです。メインストリームが入れ替わるのでしょうか？

続いて積み上げグラフです。つっても、あまり変化はないですね。全体の勢いを落としてるのはミリオンの増加数減少によるところが大きいのだな、ということくらいでしょうか。ミリオンだけで40曲も増えてるというのに。

今後の展開

さて、今回集計に入らなかった曲も含めて、今後の展開を考えてみたいと思います。

先が見えない765プロAS

今年の新曲が極端に少なかった765プロASですが、来年の動きもほとんど見えていないのが実情です。PS4版の新作がいつどんな形で出てくるのかが鍵ですが、正直来年中に出そうな気がしない……。11thに向けて何かしら動きがあるといいのですが……。

まだまだ声がつきそうなシンデレラガールズ

シンデレラは今回集計した他に、CINDERELLA MASTER9弾の5曲とJewelriesの（おそらく）4曲が控えているものと思われます。特筆すべきは、CM9弾のうち2人はアニメ声付き組ではないということ。アニメで声がついたアイドルがまだまだいますので、10弾以降も期待できるのではないでしょうか。個人的にはもりくぼに声が欲しい……。

勢いは止まらないミリオンライブ

ミリオンライブは今回の集計以外に、LTDの残り10曲と、ゲッサンコミカライズのおまけ新曲「アイル」が控えています。残弾数もナンバーワン、さすがです。ミリオンといえば3rdライブが気になりますが、そこで何らかあるであろう次の展開の発表を期待せずにはいられません。メディアミックス展開が絡んできたら、ミリオンの楽曲数はどうなってしまうんでしょうね？

SideMの新展開は期待大！

SideMは2組のCD化が決まっているので、直近で4曲が増えるのではないかと思われます。新規アイドルも増えているので、まだまだ声付きのキャラも増えるのかもしれませんが、それとは別に新しいCDシリーズの期待も高まります。現行シリーズは「ST@RTING LINE」というタイトルですから、間違いなく第2弾があるでしょう。他にも、ソロ曲や越境ユニットソングなんてのも出てほしいところ。

水曜以外のラジオ曲にも期待

現時点でのラジオ曲の新曲は、CINDERELLA PIRTYの新テーマ曲のみとなっています。あみあみ勢の暗躍もあり毎日アイマスラジオばかり聞いてるような気がしますが、ここんとこラジオ曲は元気がありません。ミリラジや315プロNightは（ランティスだし）そのうち出すと思いますが、曲がなくて寂しいといえば、番組がレコード会社スポンサードでないデレラジAです。何か作ってくれると嬉しいんだけどなあ。あとは「パーテーション5」の活動にも期待がかかります。

まとめ

2015年、アイマス曲は500曲の大台に乗りましたが、実は大台に乗った数字がもう一つあります。それは、アイマスアイドルの声優が100人を超えたことです。200曲以上が声優13人しかいない765プロASの曲なので、実はそれ以外のプロジェクトの1人あたりの曲数は全然大したことありません。逆に言うと、まだまだ伸びしろがあるということでもあります。

特にシンデレラとミリオンは、（レベル感は違うものの）どちらも土壌が整った感があります。2016年は大きな躍進の年になるのではないでしょうか。SideMは今はまだ「土壌を耕す」フェーズだと思いますが、声が決まってからのこの半年は上々の滑り出しでした。彼らの今後の躍進のキーワードは「2ndライブ」だと思いますので、その時を楽しみにしています。

そして、765プロAS。10週年の「次」がどういう形になるのか、信じて待ちたいと思います。待ってんで！

レギュレーション

対象とする曲について

• アイドルマスタープロジェクトの歌付きの楽曲すべてが対象です。BGMは含めません。対象の楽曲リストはこちら。
• アイマス曲の分類を、大きく「プロジェクト合同」、「765プロAS(オールスターズ)」、「シンデレラ(ガールズ)」、「ミリオン(ライブ)」、「876プロ」、「SideM」、「ラジオ」に分けています。961時代のJupiter、玲音は系統上765プロASに含めています。「プロジェクト合同」はライブテーマ曲の「IDOL POWER RAINBOW」「アイ MUST GO!」の2曲です。
• 「ラジオ」を別立てにしているのは、ポジション的に「キャラソン」ではなく「声優ソング」に近いためです。ただ、曲によって程度がマチマチで、ラジオ主題歌でもキャラ名義のものがあり、悩みました。基本的にキャラ名義であっても、ラジオ主題歌の曲は「ラジオ」としています。なお、現時点でミリオンの「U・N・M・E・I ライブ」とシンデレラの「デレパでないと」以外は、全て765プロASの曲です。
• 「XENOGLOSSIA」の楽曲は対象としていません。これには異論があるかもしれませんが、このエントリの計測目的上ノイズになる可能性が高いと判断しました。なお、2014年にアニメイトのキャンペーンで配布された全ジャケットポスターにも「載っていない」ため、公式的にも妥当なラインだと思います。
• アレンジ曲やメドレーは個別にカウントしません。「REM@STER」や「PERFECT IDOL」はもちろん、「THE IDOLM@STER 2nd-mix」「READY!!&CHANGE!!!!」「オハロナイ○＊☆とろぴかる Remix」も元の曲のみのカウントとします。ただし「団結2010」はアレンジではない新曲と判断しています。
• カバー曲・歌姫楽園は含めません。なお、アイマスDBさんによると、現在351曲のCD収録カバー曲があるそうです。
• 「ワンダーボイス」「ローディングの歌」「i 〜and you〜」などはゲームに登場した「歌」ですが、CD化されていないため「セリフ・SE」とのグレーゾーンにあるということで除外します。「高速道路」なども除外しています。
• 「青空エール」は、そもそもアイマス曲なのか？という問題がありますが（あくまでアーティストとしての参加ではないのか？ということ）、ここではアイマス曲として扱っています。

初出年月日について

• ゲームで遊べるようになった日、もしくはCDやiTunes音源が発売した日付を使用しています。アーケード・パチスロも含みます。イベント先行発売は基本的に除外し、一般発売日を優先しています。
• ただし「青空エール」は（初出の時点で）先行発売ではなく会場限定発売であったため、イベント発売日を初出日としています。
• テレビ放送・ラジオ放送・映画上映・ライブ・イベントが初出であっても、これを対象としていません。「商品」ではないため、との考え方です。
• 「ゲーム曲もそうじゃないの？」との意見もあるかもしれませんが、アイマスの場合ゲーム使用曲がCDになるのに1年以上かかることも珍しくないため、現実的に入れざるをえませんでした。なにより2005年7月に10曲を投入できなくなってしまうので……。