年末に静岡県に行った
2015年1月4日(日) 旅行
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
静岡行ってきた
さて、年末に帰省がてら静岡県に寄ってきましたので、ちょっとしたレポートなど挙げたいと思います。今回は川崎から一宮まで東海道本線で下を走って行きながら途中下車しつつの一泊旅行でした。青春18とかではなく、普通の切符です。ぶらり途中下車って奴です、はい。
静岡にいったい何があるというのか?いつものように新幹線で飛ばせばよいのではないか?そういった疑問ももっともですが、静岡にだって何かがあるかもしれません(駐車場とか)。死中に活を見出すつもりで行ってきました。いざ、静岡!
小田原ブルーウェイブリッジ(神奈川県小田原市)
神奈川県やん。まあまあ、一度行ってみたかったので、この機会に行ってみました。世界初のエクストラドーズド橋として有名な小田原ブルーウェイブリッジです。スパン122メートルもあるのに、橋脚も橋桁もほっそいのがポイントです。主塔も低いから建設コストが安い!それが!エクストラ!ドーズド!橋!世界初というだけあって非常にシンプルで分かりやすい構造の橋です。スマートといえばスマート。貧相といえば貧相。
雨が降る中スーツケースをガラガラ引いて写真を撮ったのが辛かったです。駅にはコインロッカーがあるべきだよ!
あゆみ橋(静岡県沼津市)
静岡県に入りました。世界初の斜張定着PC張弦桁橋、沼津市は狩野川に架かるあゆみ橋です。張弦桁橋というのは桁橋(要は普通の橋)を下側からケーブルで補強したもので、これ自体珍しいのですが、さらにその一端を斜張橋方式で支えているという、世界初つーか恐らく世界で唯一の構造の橋だと思います。この方式にすることで橋脚を1本省略することに成功してるとのことですが、そのために主塔を建てて、斜張橋のくせにアンカレイジまで作っちゃって、コスト的にどうなんでしょ?多分余計にかかってんだろうなあ、と思いつつ、橋フリーク的には面白いのでOKです!こういう変態橋をもっと見てみたいなあ。
あ、この後もほぼ橋が続きます。
東海道新幹線 富士川橋梁(静岡県富士市)
東海道新幹線でも最も有名な撮り鉄スポットですが、富士山は雲に顔を隠し、橋は工事中で、カメラはデジタルズームしかない携帯。敗北しか見えんかった。あと、スーツケースをガラガラ引いて写真を撮ったのが辛かったです。駅にはコインロッカーがあるべきだよ!
富士川水管橋(静岡県富士市)
水力発電所の余水を対岸の製紙工場に送り届ける、世界最大クラスの水管橋です。水管橋でなくとも、10連下路アーチなんて国内には他に無いんじゃないでしょうか。新幹線から富士山の下に見えるので、気になってたんですよね。ようやく見に行くことができてスッキリ。迫力満点の素晴らしい橋です。
蓬莱橋(静岡県島田市)
ギネスにも認定された世界最長の木造人道橋、蓬莱橋です。その長さ実に897.4m!と言われてもピンときてなかったのですが、現地に行ってひと目で圧倒されました。アホみたいに長いです。ていうかアホです。しかも、写真で見るよりずっと橋が高く、欄干が低いんです。何気に結構スリリング。橋に興味がない人でもかなり楽しめると思います。
この蓬莱橋、町と山を結んでいるんですが、距離が長い上に周りの景色が石と川だけの殺風景であるため、非現実感が半端ないです。まるで冥界にでも通じているかのよう。このトリップ感を最大限味わうには、冬の夕暮れというのはなかなかよいシチュエーションだったと思います。これで真夏の強烈な日差しだと景色が良すぎちゃうんじゃないかな。もしくはやる気のないマリオカート。
炭焼きレストランさわやか 新静岡セノバ店
50分くらい待ったのが大変だったけど、噂に恥じない美味しさでした。げんこつハンバーグ、中身はほぼナマなんですね。
潮騒橋(静岡県掛川市)
日をまたぎまして、遠州灘東端の人道橋、潮騒橋です。不思議な形です。この橋は、上のあゆみ橋と似ていますが、「吊床版橋」と呼ばれる「吊り橋」の一種です。吊り橋なんですねえ。あゆみ橋は下側部分があくまで「補強」だったのに対し、こちらは橋としての強度を保っている本体が下側の曲線部分になります。
この橋も、ネットで写真を見たよりも遥かに大きく感じました。ってか凄く大きいです。この記事を見てる人ももっと小さいと思ってるはず。吊床版橋というと支間長147.6mの広島県の夢吊橋等が有名ですが、径間こそ短いものの、橋長232メートルは日本で最大ですからね。この迫力は是非現地で体験してほしいです。とても素敵な橋でした。
浜名大橋(静岡県浜松市)
この旅、最後の橋です。有ヒンジラーメン箱桁橋、浜名大橋です。浜名湖と遠州灘との境界近くにかかる、巨大な道路橋です。21世紀になり山陰の江島大橋が規模で上回ったので、PC箱桁橋ではそちらが話題に上ることが多いですが、それでもまだまだ存在感があります。デカい!
この橋も新幹線から見えますよね。弁天島のあたりから鳥居の向こうに眺める浜名大橋も素敵です。弁天島近隣には新幹線や東海道本線の写真スポットもあるので、橋&鉄道フリークには楽しいエリアだと思います。
静岡旅行まとめ
上記の通り、いろんな橋が見れて楽しかったです。他にも沼津の深海水族館などにも行きましたし、美味しい物も食べられました。静岡なんて新幹線で飛ばすための土地だと国民の97%くらいは考えてると思いますが、意外と面白いものが多いことが分かりました。信じられないかもしれませんが、皆さんも見識を改めていただけたらと思います。
ただ、今回の旅行の一番最後にレンタカーでホイールを路肩にぶつけてしまい、11000円の修理代がかかってしまいました。ですのでやっぱり静岡旅行はこりごりだなと思うのでした。
raimon49 [2015年01月04日(日) 23:50]
落合「良いカメラを買ってレンズ沼にはまった方が良い」